前回は、全体的に漢字の「畑」の右側に複数のアルファベットの「f」を囲んだビニールハウスの形が印象的な「畑」の地図記号について紹介しました。
次は、りんご、みかん、ブドウなどの果物を生産する場所「果樹園」の地図記号について紹介します。
従来の記号は、丸い形の上に一本の棒があるのが特徴的で、りんごや梨などの果実を横から見た形を記号化にしたのが由来です。
この由来を知ってから改めてこの地図記号を見たところ、以下のように疑問が湧きました。
「記号の形がりんごと梨をイメージしたものであるが、『官公署』と同じ形をしているので、間違えられそう。」
「誰が見ても分かる『果実』の形はこれ以外に考えられたことはなかったのか?」
「どの地図記号にも言える事であるが、『かっこよさ』『かわいらしさ』という要素があるように、もっと印象に残るアイデアが今までなかったのか?」
このように疑問に思った私は、次のように未来の地図記号として表現しました。こちらです。
全体的に漢字の「果」に囲まれたスマイル顔のりんご(または梨)の姿をデザインにしました。
「果樹園」の頭文字である「果」の中に、笑顔が溢れている複数の果実。
これらの要素は、筆文字で書いたような書体という「かっこよさ」とにこちゃん顔の果実という「かわいらしさ」という2つの要素を持つことで、日本独自の地図記号として見る人に印象に残るようなイメージを考えて創作しました。
この未来の地図記号が実現すれば、将来日本が明るくなると思います。