Small stepで成長しよう〜児童発達支援&放課後等デイサービスの言語聴覚士より〜

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コラム
こんばんは。
小学校や中学校に通う子どもたちは夏休みが始まりましたね!
私が働いている放課後等デイサービスに通う子どもたちも、夏休みの為、1日利用が開始されました。朝から夕方まで、療育や居場所づくりとして過ごします。必要なお子さんには、言語訓練を個別で行うこともあります。


最近は、送迎の時に保護者の方とお話しをさせていただくことが増えました。
私は結婚はしていますがこどもがいません。母親としての気持ちは経験をしていないので正直わからないことが多いですが、言語聴覚士としてたくさんのお子様と関わらせてもらうのでその経験を踏まえて提案や相談を受けています。

今回は未就学のお子さまがいらっしゃるお母様からご相談がありました。
「発音がまだ綺麗じゃないので、家でどんな練習をしたら良いですか?一緒に発音の練習をしてるけどなかなか上手くいかなくて…」というお話しでした。

 まず私は、お母様が話してくれたことを一つも否定せずにゆっくりお聞きします。(送迎中の限られた数分の時間ですが、お母様にとっても家事をしないといけない時間を削ってでも私に相談をしてくれているので、その時間は大切にしています。)
「練習中はお互い笑顔ですか?」
「どんな練習をしていますか?」
 回数、集中している時間 等……

練習のやり方に正解はありません。お話をするだけで、満足して気持ちが落ち着く親御さんもいらっしゃいます。

一般的には口や発音の練習は親子で行わない方が良いという考えがあります。親子で練習をすると「指導者と生徒」という上下関係ができてしまうからです。もちろん強制をしないことは当たり前ですが、実践していることはとても素晴らしいと思います。楽しく遊び感覚で出来れば最高です。
「何か良いやり方はありますか?」と具体的な案が欲しいという相談を受けた時は、なるべく遊びの要素を入れたやり方を提案しています。私はほとんどお菓子を使った口の練習方法を伝えることが多いです。お菓子を使うと、子どもたちも笑顔になってくれることが多いからです。これに加えて、一つだけ、専門的なやり方をお伝えしています。ただしこの場合は、私(言語聴覚士)との言語訓練を重ねて、出来るようになった時点でご家族に伝えています。もし出来なかった場合に、失敗体験を積むことを最小限にするためです。

少しずつ、small step(スモールステップ)で進めばいつか必ず変わる時がやってくると思います。人間はロボット・機械ではありません。変化ができる生き物なので、それを信じて私も日々人生を楽しんでいます。

それではまた次回〜^_^

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