純粋な心に救われて〜放課後等デイサービスの言語聴覚士より〜

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コラム
おはようございます。
毎日暑い日が続いており、夕方には大雨と雷が鳴り響く天気が続いています。

今日は、私の職場の放課後等デイサービスでの日常をお話しします。

支援活動のうちの一つに集団活動があります。
集団活動はいろんなジャンルがあるのですが、その中で特に子供たちに人気があるのが「おやつレクレーション」です

今月は七夕だったので、子どもたちと一緒に「七夕ゼリー」を作りました。
おやつレクレーションの担当は私でした。メニューや工程など情報収集をしながら準備をしました。

一人一つずつ透明カップにカルピスゼリーを入れ、ブルーハワイの液で作ったプルプルゼリーを乗せ、オレンジジュースの星型ゼリーを乗せて完成!

見た目はとってもおしゃれで子供たちにも大好評でした!
「美味しい!」「うんまぁ!」と言って味も美味しいと言ってくれました。

でも、カップのうち3分の1ほど食べた途端、さっきまで美味しいと言ってくれた子供達が「うぇー」「まじぃ」「酸っぺえ」「魚が臭った匂いがする」と言って、食べなくなりました。

とってもショックでした・・・

ゼリーには、グレープフルーツジュースと、オレンジジュースの柑橘系を使っていました。味に過敏な子たちや好き嫌いが多い子もいたので、苦手だったようです。カルピスも原液をかなり薄めたので、不評だったのかもしれません。

でも、その中でも小学低学年のASD(自閉スペクトラム症)の男の子が
「僕は、昨日こんなキラキラしたゼリーが出てくる夢を見たんだ!だから、今日このゼリーが出てきてとっても嬉しいよ」と言って私を後ろからハグしてくれたのです。ゼリーも全部食べてくれて「とーーってもおいしかったよ、サヲリ先生、ありがとうー」と言ってくれました。
私の頑張りが救われたし、とっても綺麗で純粋な心に感動しました。すごくすごく嬉しかったです、

いつも、その男の子は活動と活動の場面の切り替え時にパニックになってしまうことがあります。好きな遊びに没頭している時に帰る時間になってしまうと「帰りたくないー!!嫌だー!」と泣き叫んでしまいます。
事前に、帰るまでのスケジュールを一緒に見てボードを掲示して、その都度確認作業を行なっても、「まだやりたい」気持ちが勝ってしまうお子さんです。 最近は少しずつ、帰る時間が近づいてきたら「もう終わらないといけないよぉ。寂しいなぁ。」と独り言を言って渋々帰ることができるようになりました。いつか、笑顔でお家に帰る事ができるようになれるといいね!


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それではまた次回〜☆

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