幸せの尺度

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コラム
この記事を書いたのは2011年11月23日。ブータン国王夫妻が来日し、日本各地を精力的にまわる姿が、ニュースで頻繁に流されていました。

GNH(=Gross National Happiness)「国民総幸福度」という指標がブータンから発信されている。これはブータン国の国策です。

このところ、ブータン国王夫妻のニュースがよく流れるので、気に留められているみなさんも少なくないのではないでしょうか?
でも、ブータンと聞いて、私がまずイメージするのは「切手」なんです。
幼い頃の私は切手に興味を持ち、いろいろ集めていたのですが、中でもブータンの切手は変わったものが多く、私の好奇心をたくさん刺激してくれました。

閑話休題。
国民の97%が幸せと感じている国・ブータン!! GNHから考える企業経営のあり方とは?
11月21日、こんな記事がダイアモンド・オンラインに流れていました。
3.11の東日本大震災以降、大きな価値観の変化が起きている…「お金や名誉よりも、家族、いのちを大切にしたい」という生き方が主流になり始めてきた…1960年代から…ブータンでは先進国の経験やモデルを研究…「経済発展は南北対立や貧困問題、環境破壊、文化の喪失につながり、必ずしも幸せにつながるとは限らない」という結論…大切なのは、「何をもっとも大事な価値観とするか」という国の指針が定まっているということ

【EFの概念】
1.企業とは、そこで働く従業員がイキイキと楽しく働ける環境を作ることこそを考えることが大切である
2.これが結果として、お客様に喜んでいただける企業体を作り上げる
3.EFの徹底⇒ES⇒CSへとつながっていく
この記事を書かれたのは、舩井総研・岩崎剛幸氏。
まさに、舩井イズムの流れを汲む考え方だなーと共感した私。

日本人は長い間、周りの目を気にし「人の価値に合わせて」生きることを選択してきました。大量生産、縦社会の時代は、そのようにすることで自分の未来も保障されたのです。
でも、もうそんな世の中ではありません。旧態依然として変わらない組織は、早晩立ち行かなくなります。けれども規模の大きなところは、いまだそこに気づいていない。いや、気づいているのかもしれないけれども、変わることを恐れ、動こうとしない。いまだに…です。

他方ブータン国王は、若くして先のような研究をさせ、「人々の幸せが経済発展ではもたらせない」ことに気づき、早くから「国策」として方針を定め、実行してきました。それがいまのブータン国民の幸せにつながっていることはすばらしいです。

いままで目の前にあったものが、一瞬にしてなくなってしまう。自然の驚異に目を覚まさせられた日本人は、これからどう変わるのでしょう。
ソーシャルメディアで出会う方々の多くは、すでに「実践」に移し、自分の仕事を愉しんでいる方がたくさんおみえになります。それがCSにつながるという流れこそ、現実味があると私も思います。

だからみなさん、いま大きな組織にいたとしても、変わり者だと指差されたとしても、どうぞ自分の思うように、好きなことを仕事にしましょう。
活き活き楽しく、喜びに満ちて仕事をしている姿は、見ていて気持ちいいですよね。周りにもいいエネルギーを伝えます。一緒にやってみようと思わせます。

DNA気質コーチングで、自分や相手の遺伝子に刻まれた特長を知って、期待を適切にする。
リスニングで相手の気持ちを聴き真のニードを知る。
アサーションで、自分の思いを素直に率直に、自分を抑えず粘り強く伝える。
今年は、こんな勉強会を社内でやってみました。
このSATソーシャルスキルを使えば、あなたが思う以上に、早く「イキイキ楽しく」働くことができるようになると私は確信します。


2011年は東日本大震災で多くの町が津波に呑み込まれ、多くの方がショックを受けた年でした。「いままで目の前にあったものが、一瞬にしてなくなってしまう。自然の驚異に目を覚まさせられた日本人は、これからどう変わるのでしょう。」と書いていますが、あれから12年。
この社会はよくなるどころか、分断されてしまったように感じます。

あなたはいましあわせですか?
この問いに、一体どれだけの人が「はい」と即答できるのでしょうか?
いまの日本が、もっとも大事とする価値観は何なのでしょうか?

どうかみなさん、できる限り正しい情報採り、自分の頭で考えてとるべき行動を決めてください。流れてくる情報を鵜呑みにしているうちに、片足棺桶に突っ込んでますから…。


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