私がこの世に生まれてから775ヵ月が過ぎた。
おかげさまで風邪ひとつひかず元気である。
あえて気になることをあげれば、
大きくなってしまった前立腺の影響で、時々小便が近くなることと、
右の額にできてしまったたんこぶ様の脂肪腫くらいだ。
この2つ、
私がまだ会社員の頃、
55歳を機に、それまで長く在籍した事業部を離れ、
本社管理部門で監査人をしていた頃に出現したもので、
10年近くつきあっているのかもしれない。
事業部在籍最後の部署と、監査人時代、
私のいた会社は、リストラを敢行している。
当時、管理職をしていて、
減ってしまった人手で仕事をどう回したらいいのか、悪戦苦闘した。
1人で4人分の仕事をこなしたこともある。
4人の部署で、部下2人が、私の部署にくる前の成果を問われて異動、退職。
残りの1人が、そのプレッシャーで心を病んで戦力外となった。
半年間くらいだったろうか、
年度目標達成のために、私は独りでがんばった。
その無理が祟ったのか、
おなかを壊し、何日もひどい下痢に襲われた。
そんな頃に出現したのが、頻尿とこぶ。
がんばりすぎたね。
交感神経ビンビンにし続けて、
だから身体がデトックスしようと、大小出そうとしたんだよね。
そんな状況の中で、
私は自分がいま辞めたら、仕事が回らなくなるだろうとの思いで、
定年しても、再雇用と言う形で働き続けた。
上司には、1年間だけとの約束で…。
でも、それがやっぱり負担だったのだろう。
仕事量が変わらないのに、給料は半分以下に減ってしまった。
役職がなくなったとはいえ、それまでと同じ貢献を期待される。
まったく割に合わない。
そんな思いで働いていたら…
次第に右の額にこぶが出てきた。
そして、左手の平、薬指の付け根まで腫れてきた。
夜中に頻尿になって4回もトイレに起き、熟睡感がない。
もうヤバイ…。
約束通り、私は定年して1年たった誕生日を越し、
その年の年末、12月31日をもって会社を去った。
振り返ってみると、約39年間、
本当に、身を粉にしてよくがんばったと思う。
心因性嘔吐
十二指腸潰瘍
咽頭異常感
突発性難聴
過敏性腸症候群
尿管結石
頭痛
腰痛
頸肩腕症候群
じんましん
鼻炎
:
もっとあったと思うけど忘れちゃったな。
いろんな診断をもらいながら、クスリでごまかしてホントによく耐えた。
でも、耐えすぎたんだよね。
退職したら消えると思っていた症状が2つ残ってしまった。
退職して3年半。
ちょうどコロナという社会現象の中で、私はもがいて生きてきた。
自由な時間がたくさんできたから、
改めていろんなことを学び、世の中がなにによってどう動いているかを見渡した。
そしたら見える世界が変わってきたんだ。
こんなに暑くなっても、いまだマスクを外せない日本人が少なくないが、
みんなは、なにを考えているのだろう…。
恐れているのは、感染症?
それとも、人目なのかな。
きっと人目なのだろうと、私は思う。
どうして他人と違うことをしてはいけないの?
元々、誰一人同じ人なんていないのに、他人と同じでないとダメだと思う。
それって、生存本能?
仲間外れにされたら、生きてはいけない?
だから違いを隠すのかな…。
話が長くなったので、そろそろ終わりにしましょう。
日本人って、やっぱりおもしろいよね。
ある朝、報道番組を見てたら、異常気象の話をやっていて、
日本人だけが、その異常により起こりくる将来を、心配する人が減っているという。
さすが日本人!
実はわかっているんじゃないのかな。
本能的に感じ取っているんじゃないのかな。
地球温暖化というものの真実を。
不安遺伝子を8割もの人がもつ日本人。
そのリスク予知能力をうまく使えば、明るい未来を創れるんじゃないのかな。
遺伝子気質では、この不安遺伝子を多く持つ人をピリピリタイプ(不安気質)に分類しています。