【出版業界にいないと知ることはできない】出版社は本のタイトルをどう決めるのか 8

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ビジネス・マーケティング
ここまで解説した、
・著者の情報拡散力
・対抗する本と比べての利点を付ける
に加えて、出版社側はどこを見ているのかを解説します。
出版社の規模や方針によって違う部分は正直なところ多くありますので、共通するポイントをあげます。
⚫面白い、読みたいと思える企画か
当たり前の話ですが、とくに編集者の多くが重要視するポイントです。
直感を訴えられたか否かと言い換えられます。
⚫類書はどのくらい売れているのか
皆さんが考えている以上にデータを細かく見ています。
これはある本の売れ行き状況を示す表です。
・1日ごと
・1週ごと
・1カ月ごと
の売れた数字、返品された数字は簡単に調べられます。
よく「⚫万部突破!」と本の帯や宣伝物にうたっています。
しかし、あくまでそれは、
・印刷部数
です。
売れた部数ではありません。
ある段階で大量に重版して出版社側が勝負に出たところ、大量返品をくらってしまうケースは少なくありません。
出版社側は返品のリスクを考えながら類書の売れ行きを分析しているのです。

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