【出版業界にいないと知ることはできない】出版社は本のタイトルをどう決めるのか 7

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ビジネス・マーケティング
今、売れている類書を引き合いに出して、その本より売れるポイントを示すのは出版社側が売れるイメージがつくりやすいポイントです。
ここで間違えてはいけないのは売れている類書を後追いするような本にしないことです。
なぜかというと、その本を買えば済んでしまうから。
加えていうと、安易に乗っかってはいけません。
たとえば、『1分で話せ』が売れているからといって、『30秒で話せ』という企画を立てても一笑に付されるだけです。
たとえば、下記の本が今売れています。
⚫『アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書』(アンドリュー・O・スミス 著/SBクリエイティブ) 
翻訳書です。
この本のオンライン書店などの内容紹介は以下です。
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全米の学生が学んできた大ロングセラーの教科書! これからの世界を生きる上で必ず役に立つ一生モノのお金の基礎知識!
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この本のAmazonのレビューを見ると絶賛するものが圧倒的です。
しかし、よく見ていくと、
・アメリカの法制度が前提なので日本の読者はそれをわかった上で読むといい
といった内容のレビューが散見されます。
では、日本人向けに書けば、この本に無い内容を加えることができると思いませんか。
あらゆるジャンルで使えて、出版社側が納得しやすい手法ですのでぜひ自分が出したい本で応用してみてください。

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