【出版業界にいないと知ることはできない】出版社は本のタイトルをどう決めるのか 5

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ビジネス・マーケティング
日ごろ困っていることを解消することをタイトルに入れる手法もあります。
⚫『靴底の外側が減らなくなると体の不調も消える』(新保泰秀 著/主婦の友社)
この本は私が編集し、3回の重版がかかったヒット本となりました。
企画化したきっかけは日頃、私が困っていることに起因しています。
長期間、靴を履いていると必ず靴底の外側だけがすり減っているのが嫌だったのです。
街を歩いている男性の靴底を見ても、多くの人は外側がすり減っています。
バランスが偏っているので体にいいわけはないでしょう。
新保先生は、足首のゆがみがその原因だと解説しています。
ちなみに、この本を発見した番組関係者が『大下容子ワイドスクランブル』(テレビ朝日系)で神保さんのウォーキングを長尺で紹介され話題となったのです。
ここに着目して改善法を紹介している本です。
そして、この本の著者である新保泰秀先生は以前に1冊目の本を出しています。
⚫『正しく歩けば不調が消える! 1日300歩ウォーキング』(新保泰秀 著/日本文芸社)
この本は重版がかかっていません。
しかし、内容はほぼ一緒です。
訴えているテーマも一緒です。
足首のゆがみを解消するというテーマも時期によって需要が変化するテーマではありません。
やはり多くの人の悩みをタイトルに入れたこと。
それによって具体的なイメージがわいたことが、この2冊の差だといえます。

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