企画書の書き方 2 タイトル

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ビジネス・マーケティング
タイトルは商業出版(紙の本)で売りこむ場合と、KDPで自分で出す場合とで考え方は異なります。
〇商業出版の企画書の場合
とにかく「何の本なのかがわかる」ことを念頭に置いてください。
奇をてらった造語を使う人がいるのですが労力がムダになります。
なぜかというと、出版社の企画会議を通過したら、出版社の編集や営業などが議論を重ねてタイトルの最終決定をするのがほとんどだからです。
(あまりに著名な作家、著者は除いて)
企画書段階のタイトルそのままという可能性は低いです。
一目で何を伝えたい本かわかることを出版社のほとんどが望んでいると思います。
〇KDP
KDPの場合は、あなたのつけたタイトルが書名になるわけです。
これは相当なスキルが正直、必要です。
前述しましたが、私が編集した本を例に出します。
後輩が編集した、
『持ち方と筆圧で字はうまくなる』
という本はあまり売れませんでした。
この本の冒頭(つかみの最初の数ページ)と表紙デザイン(装丁といいます)もガラッと変えて、
『字は1日でうまくなる!』
というタイトルで世に再度出したら6万部突破のベストセラーとなりました。
内容の85%は同じです。
それでもタイトル(と表紙デザイン)で売れ方は天と地の差が出ました。
・同じテーマの本とは違う視点で考える
ここがポイントです。
あと、「〇日で△△ができる」のような数値で表現できるテーマであれば、数値をタイトルに入れることも有効でしょう。
ただし、奇をてらいすぎることは避けるべきです。
自己満足っぽさを感じさせるタイトルは敬遠される可能性が高くなります。

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