ポジティブにこだわらない
前回のブログでポジティブになるための考え方をお伝えしましたが、人生を楽に生きる上で、常にポジティブでいる必要はありません。
たしかにポジティブでいられることは、メンタルを強く保つためにとても大切なことですが、そのことで時に自分を苦しめる状況に陥ってしまう危険もあると思います。常にポジティブでいないといけないと思うことがストレスの原因になってしまい、なかなか思い通りにポジティブになれず自分を追い詰めてしまう結果なってしまうこともあるでしょう。
ポジティブになる必要がある時は、自分にとってマイナスな状況が襲ってきた際に、その状況を乗り越えるための手段として用いればよいのです。その場合、必ずしもポジティブにならなくても大丈夫で、ポジティブになるために心の中で念じるだけでもよいでしょう。
期待しない
楽に生きるために大切なのは、過度に期待をしないことです。人間生きているうちに色々期待する場面が多いと思います。でもその期待が期待通りに叶うことは稀で、ほとんどは期待外れで終わってしまいます。期待通りにいかない度に落ち込んでいてはメンタルが持ちません。であるなら最初から期待せず、「まあ上手くできたらラッキー」くらいに思っていれば心は楽になるはずです。
また過度な期待はプレッシャーの原因になります。例えば仕事でこの契約が上手くいったら自分の評価が上がるし出世できるかも知れないと期待していると、期待がいつの間にか義務になってしまい「成功させないといけない」とプレッシャーに陥ってしまいます。
「この契約は上手くいかないと思うけど、上手くいったらラッキー」くらいの気持ちで臨められれば楽に仕事と向き合えるのではないでしょうか。
他人に期待しないことも大切です。「この人は自分の仲間だから何かあった時は守ってくれる」とか「この人は自分のことを好きになってくれるかも知れない」と期待することで、期待通りにならなかった場合その人に対して敵対心を持ちやすくなってしまいます。
「この人に裏切られたらどうしよう」とか「この人に嫌われたらどうしよう」と思ってしまいがちになり、他人に期待してしまうと常に不安に襲われる状態になってしまいます。
諦める
もうひとつ楽に生きる方法は、諦めることです。諦めるとはマイナスな印象があると思いますが、実はそうではなく自分にとってプラスになる場合があります。長年頑張ってきたことがなかなか上手くいかなかったら、時には諦めてしまってもよいでしょう。頑張りを止めたことでその緊張から解放され、別の思考が生まれてくることもあると思います。
自分が他人から「良い人」と思われなくても大丈夫ですし、高い目標を諦めても大丈夫です。無理のない範囲で、自分に正直に楽に生きられれば最高に楽しい人生を送ることができるはずです。