CDデビューをした話。

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見つけてくれてありがとうございます。

元No.1風俗嬢 nanaです。

私は、2015年からピアノ弾き語りの
シンガーソングライターとして活動していました。

当時は、精神疾患に苦しんでいて
絶望の真っ只中におり
言葉を発することもうまくできない中、
自分の感情を吐露するために始めた
大変独りよがりな活動です。

ただ、紙に言葉を書き連ねていると
自然と心が落ち着いて、
自分を認めてあげられるような
気がしました。

地道なライブ活動、SNSでの活動により
お客様は増えていき様々な企画ライブも
打たせていただき
「あなたの音楽に救われた。」と
言っていただけるようになり、
小さなライブハウスではありましたが、
チケットはソールドアウトもするくらいに
なっていきました。

そんなある日、私のSNSに
こんなメッセージが来たのです。

「こんにちは。あなたの音楽をアルバムとして
全国流通させませんか?」

以前イベントでお会いしたとある事務所の方でした。
私の活動をずっと見てくれていて
私の音楽をずっと聴いてくれていて
お声がけしてくださったのです。

こうして、その方のお力添えがあり
私の音楽はタワーレコード、
ディスクユニオン、その他通販サイトに
並べられ
Spotifay、 Apple Music等でも
扱っていただけるようになりました。

その後、新型コロナウイルスの影響で
お世話になっていたライブハウスが
全て潰れてしまい、それに伴って
音楽の道からは離れてしまいましたが、
CDデビューは普通に生きていたら
きっと経験することのない貴重な体験です。

私にとって曲を書くことは遺書を綴るような
ものでした。
生きていることは偶然が重なっているに
過ぎないという思考があり、
もしかしたら今日死ぬかもしれない。
もしかしたら明日目覚めないかもしれない。
まだ自分が生きていられるなんて
保証はどこにもないのです。

前向きな言葉は一切排除して、
深く沈んだ先の僅かな呼吸を
探すようなそんな音楽でした。

今でも、言葉を連ねることは
大好きです。

言葉を大切にできる人間で
ありたいですね。

私の過去をつらつら綴って今日はこのへんで。

読んでいただきありがとうございました。

nana



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