かたち・色・ハーモニー

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展覧会の最終日のあさ
ちょっと 意識を切り替えようと思い立ち…
Georges Rouaultの作品を観に行ってきました


TOPの写真は パンフレットにも描かれている
「クマエの巫女」

私はこの絵画が一番お気に入り。

解説を読むと
___目を伏せ、静謐な表情を湛える清らかで瑞々しい姿
そのしぐさは今まさに予言をつげようとしているかのようである___

と書かれていました。

キリスト教主題の作品を多く描いた一方で
社会の底辺で生きる人にスポットをあてたサーカスや娼婦、あるいは権威的な地位に身を置く裁判官など、同時代に生きる人間の本質にせまった作品を多く描いたルオー氏。

彼が自身の芸術を語るのに繰り返し用いたことば
「かたち 色 ハーモニー(調和)」

それは
絵画言語に関し 
熟考を重ねた末の到達点だったといいます

時間や場所を超越した世界へと到達していく過程が
みごとに描かれた回顧展でありました


・・・

私がヒーリングを施術させていただくとき
依頼者の方からいただく 言葉や文字情報により 

その方の主訴や背景など
丁寧に聴き取るよう心掛けています

完全に
その場、その文字、発する言葉に心を注ぎ
共鳴共感していきます

ほんとうの意味で耳と魂を傾け
おひとり おひとりの 
個性を視ていくよう努めています

そのときに私が取り入れるのが
まさにルオー氏のいう
「かたち・色・ハーモニー(調和)」と同じだ、と
彼の描く作品と解説を読みながら感じました


私という人間が表現するヒーリングは
目に見える形にはあらわすことは できません

しかしそれは 私にとってはまさに
一つの芸術作品のようなものです

同じものは
二度と生み出すことはできません

おひとり おひとりに合わせた
完全オリジナル 
onlyoneの芸術作品
創作としての探究
です

全身全霊をもって 
おひとり おひとりのご依頼に対し
取り組んでいます


私にとっての『ヒーリングを考える・伝授する』とは
かたち・色・ハーモニー(調和)について
”繊細”で”創造的”ビジョンに基づき記憶し
表現する能力を持つことではないだろうか
とも思っています

芸術の最終目的が愉悦であるように
ヒーリングを受ける・感じる方々にとって
それが”沈黙の芸術の愉悦”になってくれたら 
うれしいな

そう感じました。






最後に・・・
展覧会の中にとても印象深く 感銘を受けた言葉が飾られていたので
ここに一部を書き留めます。

この言葉のもつ 
深い愛 やさしさ 思いやり を
この記事を読んでくださる方々と共有できますと 幸いです

*******
「孤独な男への讃歌」

エクス・ド・プロヴァンスで、清らかな泉よ、私は君が歌うのを夢に見た
時はくるくる回り、より響く暗い砂岩を金色に染めている
夢か現(うつつ)か?
孤独なセザンヌ

分かってくれる人の少ない匠の画家
私たちはあなたに挨拶をしに来た
あなたは生前よりも もっと生きている

時は人目につかない粘り強い愛を愛している
同時代人には しばしばそれを区別する余裕がない




清らかな泉
遠くでは終始 厳しくあらさがしをするちっぽけで虚弱な者たちが
あなたを断じながら自分自身を断じ 
あなたの重さを計りながら自分の重さを計った

アンフィオンには見えていた 魚たちは彼を祝い
労働者は警戒し 町は建てられ 石は生き
冬が来ても庭には花は咲き そしてなおも香り立つのが見えていた

アンフィオンは一度も存在したことがない とあなたは言うだろう
けれど うぬぼれて興奮した偏狭な者たち 彼らだって存在するだろうか?

分かりやすくするという口実のもと
人はともすると レベルを下げているのでは

善良な多くの人々の
視覚
聴覚
嗅覚を。




セザンヌは 
拒絶され 狂ったように激昂し
気難しく猜疑心が強いのも理由がないわけではなく
生きている間は わずかな人にしか愛されなかった

あなたを私たちは愛しにきたのです
よろしいでしょうか

サント=ヴィクトワール山、あたなに挨拶をしに来ました
愛しい姿のまま 闇の中へ消えてしまったオルフェウス
彼は今も腕を差し出している

「虚弱な手の中に形を 崇高なヴィジョンを
掴もうとしている この気の触れた男は何者か」

「輪郭が私を逃れる」

人に笑われるこの言葉も、調和を愛する者にとっては
絵画という大海原の上の優しい光

















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