呼吸法で自分と向き合う

私は10年ほど前にヨガに出会いました。その頃の私は自律神経が乱れやすく、精神的にも疲れてしまっていたので、なんだか不調という日々が続いていました。

あまり薬に頼りすぎるのも良くないと思っていたところ、知人が勧めてくれたのがきっかけです。初めて体験した時は自分の身体ってこんな風に動くんだと感動したのを覚えています。

ヨガというとアクロバティックなポーズのイメージが先行しがちですが、実際に大切なのは呼吸です。正直なところポーズの重要性はそれらに比べるとあまり高くありません。

呼吸に対する意識が変わった

呼吸は当たり前にしていることなので普段は全く意識しませんが、実はとても重要です。

最近ある呼吸法を実践してから呼吸に対する考え方が変わりました。

その名も「完全呼吸法」。

お腹と胸に空気を目一杯吸い込んで吐くというシンプルな呼吸法です。

日常生活の呼吸は肺だけを使っていてしかも浅いことが多いです。

腹式呼吸もそうですが、おなかにも空気を入れると身体にどんどんエネルギーが循環していくんですね。

でも、お腹と肺に空気を入れるって結構難しい。

胸に見えない板が入っているような感じで、最初は全く入っていく感じがしないと思います。でも、繰り返し練習しているとだんだんできるようになってきます。

シンプルなのに超強力

この呼吸法、シンプルだけどすごく疲れます。

以前スタジオで身体はほとんど動かさず2時間くらい呼吸法だけやったときも、家に帰ったらどっと疲れが出ました。それくらい全身使っているんですね。

しかも、この呼吸法をすると寝つきも良くなり、朝もなぜかパッと目が覚めます。本当に不思議なのですが、4時台とかにぱっちり目が覚めるんですよね。笑

いくつか呼吸法は実践したことがありますが、こんなに変化を実感するのは今までなかったので、パワフルさを感じています。

呼吸をすると自分の癖がわかる

呼吸法をするときは横になってリラックスした状態で行うのですが、思っている以上に集中力が必要です。

吸って吐くという簡単なことなのに、気がついたら違うことを考えていたり、呼吸に意識が向いていないことがしょっちゅうあります。

瞑想と一緒ですね。

ちなみに呼吸法や瞑想を実践する前にプロテクションを張っておくとさらに深まります。

私はこの呼吸法を始める前に体験談を聞いてから始めたのですが、実践中はそのエピソードが気になって「私はそこまで入り込めていない」とか「いつになったら話で聞いたような状態になるのか」とか余計なことばかり考えていました。

結局、最後まで自分が思っていたほど入り込めなかったのですが、それも１つの呼吸法の効果でした。実は単純なことを続けることは自分の癖が出やすくなるのです。

吸って吐くという簡単な動作を繰り返していて、話で聞いた他の人の体験談と自分を比較してしまい集中できなかった。

それは日常生活でも人のことが気になっているということでもあるんです。

自分でも「確かに…！」と腑に落ちました。呼吸をしていただけなのに自分の癖が見抜けるなんて面白いですよね。

日常生活でも呼吸を大切に

この呼吸法を続けるとまだまだ自分の気づいていない癖に気付ける気がして、意識的に実践しています。当初に比べたら空気もだいぶ入ってくるようになりました。

おそらくこれが自然にできるようになれば、アーサナも深まりやすいと思うのでこれからの変化が楽しみです。

ヨガのティーチャーズトレーニングの時から「ヨガでは呼吸が一番大事」と度々言われてきましたが、そのときは全然実感できませんでした。

でも、数年経った今、ようやくその意味がわかってきたような気がしています。

日常生活でも気づいたら呼吸が浅くなっていることが多いので、まずはそこに気づくことが大切。

気づいたら大きく深呼吸してたくさん空気を体内に取り込むように意識して見てくださいね。

Healing Core

ヒーラー、ライトワーカー。リーブスインスティチュート公認シャーマンエンジェル。

幼少期から感覚が敏感で生きることへの違和感を感じる。ヨガ、レイキ、瞑想などを通じてサイキック能力が開花。2014年にシャーマンエンジェルとして覚醒し、ヒーリングを提供している。ココナラでは270件以上の取引実績がある。

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