弱者でいるという攻撃について

私は自分を責める事は本当に無意味なので今すぐ止めて。という考えを持っています。

もっと強く「止めるべき！！」とさえ思っています(笑)

この世界には基本的に「～すべき」事って無いのですが、これだけは強くおススメしたい。

でも苦しいのが好きな方はそのままで♡

自分攻めをしている間って、他者を無意識に攻撃しがちです。

これを「弱者でいるという暴力」と表現しているのですが、

別に暴言を吐くとか暴力を振るうとか、そういう攻撃ではありません。

自分を弱者(被害者）のポジションに置き、

相手を強者（加害者）に仕立て罪悪感を刺激する方法で自分の思い通りにコントロールする暴力です。

相手の力や時間。時には金銭まで奪っていたり、利用したりしているケースもあります。

自分を見下し、その卑下した気持ちを表現して相手の同情を誘う。

こんなに大変だから分かって。助けてと要求する。

あなたには私の気持ちなんてわからないでしょう？と自分の問題を相手に押し付ける。

あなたのせいで私は傷ついた。私は可哀想なんだと泣く。

男性の方、女性に泣かれて何も言えなったり、自分が悪いわけじゃないのに、そんな空気が流れたりした経験あるんじゃないでしょうか？

でも、本人は本当に悪気はないし自覚もないんですし、相手を尊重していると思っている人さえおられます。

だけど本当の意味で相手を見れていなくて、相手の立場を理解しているつもりだけど、自分のことで精一杯で、

相手は自分よりも正しくて強いから、傷つくとは考えられなくなっている。

それだけ心に余裕がなく傷ついている人とも言えます。

言葉も、真っすぐ受け取れず捻じ曲げた解釈をするので、例え誰かが親切に教えてくれたとしても聞けないし、自分の話（自分と対話する事）も聞けません。

私は弱いけど、あなたは強いでしょう？

私は繊細で傷つくけど、あなたは強いでしょう？

私は悲しいけどあなたは幸せでしょう？

だから私に配慮して。優しくして。私を守って。

そんな無自覚の被害者意識。

うん。辛いよね。苦しいよね。そして

ここから一人で抜け出すのはなかなか難しいですよね。

でも思い出して、相手もあなたと同じ生身の人だってこと。

そしてあなたにも同じ力があるってこと。

厳しい言葉ですが、現実は自分が作っています。

ここを認めない限り、それを変える事は不可能です。

今の自分のポジションは何かしらのメリットがあるから作ってきたものです。

もちろん意図的にしているんではないのでしょうが、

その立場にいることで相手を攻撃できるし

守ってもらえるし、

傷つきそうなことは避けて通れるし、

構ってもらえることもあります。

なので心理的にはまりやすい。

そして強い立場に立たされる人も、その戦略に乗せられてしまいやすいので抜要注意です。

(弱い人を攻撃する人は少ないから）

人は、強くて利口ですが、反面とても弱い生き物です。

だから言われるまま応えてしまうかも知れません。

でも、それは健全な関係性ではありません。

私は、弱者にも強者にも、加害者にも被害者にもならないし、なりたくない。

だから、そんな人に出会い悪気なくとも傷つく言葉を投げられても受け取りません。

そして、自分が傷ついた気持ちも、悲しい気持ちも、悔しさを伝える事もしません。

だって、それをすると自分を弱者においてしまうから。

（相手は鏡）

じゃあ、どうしているか。

傷ついた気持ちも、悲しさも悔しさも十分に味わい、自分を労わり、弱者にも強者にもならない対等な関係を作ります。

それで相手が離れていくのならそれでいい。

自分を尊重し、自分を愛することが、どんな人にも一番大切。

自分の内側の世界を平和にできるのは自分だけで、一人一人がそれさえ出来ていれば世界は平和になると思うのです・・・。