住宅ローン金利 固定金利上げ

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少し前の記事になりますが、朝日新聞の経済欄から引用です。

メガバンク3行は1日、固定型の住宅ローン金利を引き上げた。長期金利(10年物国債の利回り)が上昇したためで、10年固定で0.05~0.10%幅の引き上げ。日本銀行がL7月28日、低く抑え込んできた長期金利の上限を引き上げたことで、足下ではさらに金利が上がっている。固定の住宅ローン金利は今後、一層高くなる可能性がある。

短期金利の影響を受ける変動型の住宅ローン金利は、各行とも据え置いた。

引き上げたのは、新規で借り入れる固定型の金利。10年固定の基準金利について、三菱UFJ銀行は0.09%幅引き上げて3.56%、三井住友銀行は0.10%、みずほ銀行は0.05%引き上げて3.3%とした。

各行とも、7月下旬までの長期金利の上昇が理由で、日銀が28日に長期金利の上限を引き上げた政策修正は影響していないとしている。(引用終わり)

7月28日に日銀によるYCCの施策修正が発表されました。

YCCとはYield Curve Controlの略で日本語で言うと、「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」ということです。

要は、金利を低く抑えて借入金を借りやすくし、景気を刺激する施策です。

本来は、各金利というのは市場で決まるものであり、それを強制的に日銀がコントロールすることは色々な歪みを生じさせるものであり、その副作用が取りざたされてきました。

日銀も黒田総裁が植田総裁に代わり、このYCCを含めた金融緩和の出口に向けた動きを着々と進められているようです。

7月28日に発表された内容は、YCCによる長期金利の上限を0.5%から1.0%に引き上げることです。

この施策変更により、即日長期金利が上昇。これが固定金利型の住宅ローンの金利に影響、0.1%程度の金利上昇が起こっているそうです。

これから新規で借入される方は要注意です。

固定金利を選択した場合、0.1%程度の金利上昇があるので、利息含めた総支払額が上昇しています。

0.1%くらいなら影響少ないのでは?と思われるかもしれませんが、長期の借入になった場合は僅か0.1%でも影響が大きいです。

例えば、3000万円を35年、1%の固定金利で借りたとすると、総支払額は約3556万円になります。

一方、金利が1.1%になった場合、総支払額は3615万円となります。

その差は59万円となりました。わずか0.1%と言えどもバカにならない金額です。

今は0.1%程度ですが、今後、インフレが進めばさらに金利が上昇する可能性があります。

ますますその差額は大きくなっていくでしょう。

住宅ローンの支払いが大きくなると、当然家計を圧迫します。ますます家計の改善、見直しの重要性が高まってきます。

賢く節約して金利上昇にも対応できる強い家計を作っていきましょう!

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