【小学生編】読書感想文のコツ!<何書けばいいの?/タイトルは?>

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はじめまして、たじろがです。
普段は高校生向けの小論文指導、大学生・社会人向けの論文指導を行っております。
そんな私が今回は「読書感想文のコツ」を伝授させていただきます!

「読書感想文って何か書けばいいの~?」
「原稿用紙3枚も書くことないんだけど~。」
お子様にそんなことを言われて、
「思った事書けばいいのよ!」と言ってみる。
すると、
「何も思わなかった。面白いって思っただけ。もう書くことない。」
なんて言い返されて、
「あんたの宿題でしょ!お母さん知らないわよ!」とは言ってみるものの、
どうしてあげようかと悩むお母様方は多いのではないでしょうか。

そんなお母様方へ、今回はお子様がスラスラと読書感想文を書ける魔法のステップをご紹介しておりますので、是非活用されてくださいね!

【0.本を選ぶ】

当然ですが、まずは本を選ぶ所から始まります。
(最近は課題図書が決められていることも多いようですが。)

そこで、本を決める際に注意すべきことは1点だけ!
本人が読みたいと思える本を選ぶこと>です。

ゾロリでも図鑑でも、活字本であれば何でもよいのです。
(マンガはNG等、本の規定は学校のルールに従いましょう。)

とにかく読書感想文では、その本を読んで本人がどのように感じたのかを書く必要があります。なので、本人が興味を持って最後まで読み切れる本でなければならないのです。

それが見つからない場合は、本人が過去に読み切ったことのある本をそのまま活用するのもアリでしょう!

【1.本を読む前に・・・「きっかけ・予想」を考える】

これが読書感想文の最大のコツです。

本を読んだきっかけ
どんな本かという予想
こういったものを冒頭に持ってくるだけで、感想文は見違えるほどよくなります。

本を読む前に「なんでこの本選んだの?」「これってどういう内容だと思う?」と質問して、子どもが答えたことをノートか何かに書かせておきましょう。

「何となく、表紙がかっこよかった」「友達が読んでた」「ユーチューバーがおすすめしてた」そんな答えでも構いません。

【2.本を読みながら・・・「感じた事」を書き留める】

ここは従来の読書感想文と同じステップですね。
本を読みながら、
笑えたこと、泣けたこと、びっくりしたこと、くやしかったこと、、、
なるほどなと思ったこと
はじめて知ったこと
等をリストアップしていきます。
これは、本のページ数にもよりますが、場面の切り替わりや各章ごと等で細かにメモさせましょう。たくさんあればあるほど良いです。

次に、これが意外と重要なのですが・・・
自分だったらどうするか?
という問いが使える部分を探してみましょう。

例えば「主人公が友達と仲直りしたから良かった」という感想を持っているとすれば、「じゃあ〇〇ちゃんが主人公だったらどうしてたかな?」と問いかけてみましょう。
すると、「私だったら、こうやって仲直りするかな」と答える子が多いと思います。
そこで、「じゃあなんで主人公は〇〇ちゃんみたいな方法を使わなかったのかな?」と問いかけましょう。
すると、「だってさ、、、、」と答えてくれるでしょう。

このように問答を繰り返していけば・・・
【私は、主人公が友達と仲直りする場面が好きでした。私が主人公だったら、こうやって仲直りすると思います。でも主人公はこうやって仲直りしていました。主人公はきっと友達に早く謝りたいと思っていたんだと思います。】
というような感じで、感想文に反映することができるのです。

【3.本を読み終わって・・・「読む前との違い」を考える】

最後、読み終わった後には
どんな気持ちになったか
等の印象を書くことも大切ですが、
最初の「どんな本かという予想」は当たっていたか
という質問に答えることも大事です。
予想が外れていたら、どのように違ったかをメモさせておきましょう。


【4.実際に感想文を書く】

感想文は【はじめ】【なか】【おわり】の3つの構成が必要です。
はじめ
・本のあらすじ(1、2文程度で簡潔に。)
・【1.本を読む前に・・・「きっかけ・予想」を考える】で考えた事
を書きます。

なか
【2.本を読みながら・・・「感じた事」】で考えた事を書きます。

おわり
【3.本を読み終わって・・・「読む前との違い」を考える】で考えた事を書きます。

これであっという間に完成します!


【5.タイトルの付け方】

基本的にタイトルは
<「本のタイトル」を読んで>
という付け方が一般的ですが、それを変えたい場合は、
「主人公の名前」と「本のキーワード」
という付け方がおすすめです。

・ゾロリと正義感
・王子と愛情
というような感じですね。

以上が、読書感想文の書き方のコツでした!

それでも読書感想文を書くのが難しいという方がいましたら、、、

是非たじろがまでご相談ください!
いちから丁寧に指導させていただきます!

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