ぬくもりを抱きしめて

記事
コラム
こんにちは(*^_^*)
全国的に大雪や荒れた天候ですが皆様が住んでいらっしゃる地域のお天気はいかがでしょうか。ちなみに私たちのところは、冬晴れですが風が強く吹いています。
今日は、クリスマスイブですね。クリスマスになると思い出すエピソードをお話したいと思います。

8年前の10月下旬に自宅で母を看取りました。喪主になり、葬儀の準備や死後の事務、家の片付け・・・辛いとか寂しいとか悲しいとかの気持ちが追い付かないままただ、やることに追われていました。
納骨をすませた12月上旬。少しやることが一つずつ終え始めると
色んな感情の喪失が湧くようになりました。
道を歩いて見える景色も、スーパーで親子・家族連れをみたりすると
代わり映えのない景色なのに、「自分だけが取り残されて時間が止まってしまったような」「見えている世界が色がなくなってしまったような」
なんとも表現しようもない気持ちを抱くようになりました。

迎えたクリスマスイブ。その日は出勤でした。
朝から職場のスタッフたちはクリスマスの話題で盛り上がり、明るく。
その当時は介護施設のデイサービスで働いていたのですが、仕事中は、明るく
振る舞い、夕方ご利用者さんを見送ると

トイレに入って一人の空間になった時に、涙があふれだしてしまいました。
トイレから出ると、母の看取りの際にもお世話になった
訪問看護の所長さんと出くわし、私の泣き顔をみて
そっと人目のつかない別室に連れていってくれました。

「辛かったね。よくお母さん看取ったね。偉かった。」
「泣いていいんだよ」とやさしく声をかけてくれて
しばらく黙って背中をさすりながら泣かせてもらえました。

泣きながら「ずっと泣きたかったの。我慢していたんだ」
と自分の気持ちに気づけました。

近所や周りからは「一人になったけど頑張ってね」
とか励ましの言葉をいただいていました。

でも、その時の私にとっては励ましの言葉よりも
黙って側にいてくれる、温かさ・人のぬくもりが
欲しかったんだなと。

気持ちを吐露できたおかげで、落ち着きを取り戻し
その日は家で、ワンコと静かなクリスマスを一人過ごすことが出来ました。

大きなイベントがあると、その分孤独感も募りやすい時期ですよね。
一人で悲しさ・苦しさ抱えていらっしゃる方はいませんか。

誰かが誰かを思う気持ちとても素敵なことですね。

一人で過ごされる方。ご家族や友人と過ごされる方。
大切な方を亡くされた方。

クリスマスの過ごし方、思いは人それぞれ。

どうか、心安らかに穏やかなクリスマスをお過ごしください(⋈◍>◡<◍)。✧♡




サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す