233.・あおり運転「後悔していない」5割超…

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・あおり運転「後悔していない」5割超…

「される方が悪い」「指導するために」と正当性を主張する声も 1200人調査で“実態”浮き彫りに


 近年、社会問題化している「あおり運転」。
2020年6月施行の改正道路交通法で「妨害運転罪」が新設され、他の車両の通行を妨害する目的で、急な進路変更をしたり急ブレーキをしたりする行為は、「あおり運転」として厳しく処罰されることになりました。

しかし、現在もこうした危険な運転や、それによる交通事故はなくならず、ドライバーの安全を脅かし続けています。

 そんな「あおり運転」について、弁護士ドットコム(東京都港区)が実態調査を実施。その結果を発表しました。


「事故を未然に防げただけありがたいと思え」
 調査は2023年3月、同社の一般会員を対象に実施。回答が得られた1325人のうち、運転免許証を持っている1241人(男性842人、女性392人、その他7人)の回答を有効回答としています。


 まず、「“あおり運転”をしたことがあるか」を聞いたところ、「ある」と答えたのは22.8%で、全体の2割があおり運転をした経験があることが分かりました。
「どこで“あおり運転”をしたか」については、「一般道」が75.9%、「高速道路」が24.0%という結果となりました。


「ある」と回答した人の割合を年代別にみてみると、「50代男性」が40.2%と最も高い結果に。
次いで、「60代男性」(29.6%)、「40代男性」(28.5%)となっています。女性で最も高かったのは「50代」(13.9%)でした。


 では、なぜ“あおり運転”をしたのでしょうか。
きっかけについて聞いてみると、最多となったのは「前の車のスピードが遅かった」で、58.7%という結果に。
以降、「急な車線変更で前に割り込まれた」(27.2%)、
「向こうから先に“あおり運転”をされた」(8.5%)と続きました。


「“あおり運転”をしたことを後悔しているか」を聞くと、
「後悔している」が43.5%、
「後悔していない」が56.5%となり、
「後悔していない」が半数を上回る結果となりました。


 実際に“あおり運転”をしたことが「ある」と回答した人に、具体的なエピソードを聞いたところ(自由回答)、「“あおり運転”される方が悪いことが多い。
早く進まないのであれば後ろに道を譲るべきだ」(福岡県・50代男性)、
「相手が危険な割り込みをしてきたため、指導するために追いかけた」(兵庫県・50代男性)などの声が。


 さらに、「家族を乗せて運転していた際、合流車線から来た車がこちらを見ずに合流してきたため、急ブレーキと急ハンドルでかわした。
家族にも幸いけがはなく、クラクションを鳴らしたものの、こちらを気にする素振りもなく走行していたため、頭に血が上り、あおり運転をしてしまった」(富山県・30代男性)、「加害者ではあるが、同時に被害者でもある。

急なハンドル操作は“あおり運転”に見なされる。事故を未然に防げただけありがたいと思えとさえ言いたい」(東京都・60代男性)といった声もあり、追越車線をゆっくり走ったり、割り込みをされたりしたことを理由に、「自分はあえて“あおり運転”をした」と正当性を主張する声が散見される結果となりました。


 調査結果を受けて、交通問題に詳しい西村裕一弁護士は「『“あおり運転”をしたことを後悔していない』という回答が半数を超えていることに驚きました」「“あおり運転”の罰則は重く、3年から5年の懲役または50万円から100万円以下の罰金となっています。

加えて、免許は一発で取消しとなり(違反点数25点もしくは35点)、2年もしくは3年間免許の再取得ができないことになっています」「『相手の方が悪い』というコメントも散見されますが、だからといって“あおり運転”にならない、罪に問われないということではありません」とコメントを寄せています。
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