232.冬に活躍した「羽毛布団」、収納前にどう手入れ? 劣化させないコツは? 

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・冬に活躍した「羽毛布団」、収納前にどう手入れ? 劣化させないコツは?


西川に聞く


 日中だけでなく、朝晩も暖かくなりつつあり、冬の間に使った羽毛布団を収納しようと考えている人も多いと思います。
手入れをせずにそのまま収納すると、布団が劣化する原因となるため、晴れた日に干して湿気を逃がす必要があります。


冬の間に使った羽毛布団を収納するときは、どのように手入れをしたらよいのでしょうか。
収納中に劣化させないためのコツはあるのでしょうか。


 寝具などの製造・販売を手掛ける西川(東京都中央区)の広報担当でスリープマスターの資格を持つ森優奈さんに聞きました。
カビ&ダニの原因となる湿気を逃がすこと


Q.冬の間に使った羽毛布団を収納する際は、どのように手入れをしたらよいのでしょうか。
森さん「就寝中の汗などを吸収した影響で、羽毛布団には湿気がたまっています。
そのまま収納するとカビやダニが発生する原因となるので、収納前に必ず干して湿気を逃がしましょう。


羽毛布団は吸放湿性に優れているので、風通しの良い日陰に干すだけで十分ですが、日なたに干す場合は、紫外線で布団の側生地(羽毛を覆う生地)が傷まないよう、当て布をするか、カバーをかけた状態で干しましょう。
干すのに最適な時間帯は、晴れた日の午前10時ごろから午後2時ごろまでの間で、2時間程度干してください。


午後3時を過ぎると空気中の湿気が多くなるので、注意しましょう。
布団を取り込むときに布団たたきなどでパンパンとたたくと、中の綿がちぎれてしまい、綿ぼこりとして出てきます。
たくさんたたけばたたくほど、布団が傷んでしまうので、たたかず、表面のほこりをブラシで軽く払う程度にしてください。
干した後、掃除機をかけるとダニ防止にもなります。


手入れの際に、生地やミシン目から先の鋭い羽軸のほか、毛切れした羽毛が突き出てくることがあります。
これを引き抜いてしまうと生地に穴が開いてしまい、次々と羽軸が突き出てしまう原因になるので、引き抜かずに内側に戻してください」


Q.羽毛布団を干した後、どのように収納すればよいのでしょうか。収納時の注意点も含めて教えてください。
森さん「羽毛布団は、購入時に付属の布団袋に入れるか、使い古しのシーツなどに包んだ後、防虫剤を入れて湿気の少ない場所にしまってください。
寝室のクローゼットや押し入れに収納する場合は閉め切ることが多い分、湿気がたまりやすいので除湿剤を置き、小まめに換気をするよう心掛けましょう。

また、収納時に布団を押し入れなどの壁や床に密着させた状態で保管すると湿気がこもり、空気の通りが悪くなります。
すのこを置いてから収納すると、押し入れの床面と布団との間にこもりがちな湿気を軽減させることができます。

羽毛布団の上に重い物を置くと、つぶれてしまい、劣化の原因となります。
羽毛布団を他の寝具と一緒に収納する場合は、一番上に置いてください。
例えば、『マットレス→敷き布団→毛布→羽毛布団(掛け布団)』の順にしまいましょう。
マットレスや敷き布団など重い寝具は押し入れの下の段、毛布や羽毛布団(掛け布団)などは上の段にそれぞれ分けて収納すると、上げ下ろしも楽になります。

このほか、収納時に布団圧縮袋を使って圧縮すると、中の空気が吸い出される影響で、羽軸が布団の側生地に刺さりやすくなり、穴が開く可能性があります。
羽毛布団を圧縮しないでください」
半年に2~3回外干しを



Q.収納期間中も、羽毛布団を定期的に干した方がよいのでしょうか。干すのに最適な頻度について、教えてください。
森さん「保管中は、羽毛布団に湿気がたまっていきます。
ダニやカビの発生を防ぐためにも、使わない間でもときどき干してください。使わない約半年間のうち、できれば2~3回は外干しをして湿気を取り除きましょう」


Q.もし収納中に羽毛布団に汚れや臭いが付着した場合、クリーニングに出してもよいのでしょうか。
それとも、クリーニングに出しても汚れや臭いを除去できない可能性もあるのでしょうか。
森さん「クリーニングは、できるだけ避けてください。例えば、布団の側生地が部分的に汚れた場合、ぬれた布ですぐに拭き取ったり、つまみ洗いをしたりするなどして、十分に乾燥させてください。やむを得ずクリーニングをする場合は、クリーニング店またはメーカーに相談してください」

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