同人や流行相乗りに頼り過ぎて、オリジナル作品が億劫になっている方向けの話。「0から1を創れない呪い」を解く方法を伝授する

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占い
今回は、「0から1を創れない呪い」について語る。

みげか3タイプ診断占いにおける、3つの時間軸には呪いがある
①未来創造型: 直感や予知がドン引かれて封印する呪い
②現在共感型: 0から1を創れない呪い。慢心で大失敗する呪い
③過去再現型: 金の序列マウントの呪い。変化できない呪い(最近)

人は基本、この3つの時間軸のどれかに「ワクワク」し、どれかに「無関心」になる。その時間軸の性格診断を「みげか3タイプ診断占い」と呼んでいる。

前回は、過去再現型の金の序列マウントの呪い。変化できない呪いの解き方を解説した。
今回は6割の人口がいる、現在共感型について語る。


Youtubeや同人、ツイッターににおける現在共感型は「ブーム」を生み出す原動力であり、人類の進化における大半を担った大きな役割がある。
そしてそれは、過去も、現在も、未来も必要なのである!

問題は、他の著作物への流行相乗りの評価に慣れ過ぎて、0から1を創ることにモチベが湧かないのである。


「あ! わかる!」

と共感する方は、現在共感型である。
過去大好きだった流行ものを、廃れた今見た時に「賢者モード」(スンッ
と真顔)になる場合は、さらに現在共感型に寄っている。

過去再現型の方は、時代や流行に左右されない「自分の好き」が趣味となり、時代が変わっても愛は変わらない。
ビンテージものだったり、古い技術やモノでも買い支えられる、重要な層である。
未来創造型は1割しかいない。目的意識で、それが自分の人生に価値があるかどうかで判断する。
それは時代によっても影響を受ける。

皆がイイと思うこと、自分が「気持ち良い」と思うものに全員が飛びついて流行が発生する。
現在共感型の6割分布が、もし1割になってしまっていたら、急激に変化するブームはおきづらくなる。
スクラップアンドビルドという、流行による流行と廃れによる「破壊」をするのが現在共感型の最大の武器であり、守護神「シヴァ」の破壊能力で更地にするのである。
ここ20年はSNSにより流行の遷移が早く、現在共感型の人にも「流行が早い!」と思える時代になった。



で、話を戻そう。現在共感型は「相乗り流行で一番乗り!」が一番好きである。
共感性、人の輪を重視して、輪を乱さない、察してみんなから良い評価をされる、それを望むような性格になりやすい。


話は変わるが、同人ゴロという名前ができたように「自分の好きではない、売れるジャンルだけ飛びついて廃れたら簡単に捨てる作家」は、嫌われやすい。
絵柄も似たようなもので、性格も「リスペクトのない改変」を行い、ジャンルが変われば好き放題変えていく、こういうタイプは現在共感型が多い。

一方、流行に関係なく、自分の好きなマイナーキャラを20年以上愛し続けて同人を出す作家もいる。これは過去再現型に多い。

流行や共感してくれる人の数を大事にする現在共感型においては、「共感されにくいオリジナル作品」にメリットを感じないのである。
まあ現状、著作権持ちの方の善意で訴えないだけで、個人的利用を超えた「商売」はNGになりうるのである。
特にウマ娘のような、元の馬の版権があり、馬主がキレるようなひどい扱いをするような同人を出している所は、マジでやめた方が良いと思う。
本人も訴訟で金が飛ぶし、メディアにさらされて名前に汚点がついて商売できなくなるし、さらにウマ娘界隈が一気に縮小するのである。

ってこれだけリスクの話をしても「やっぱり売れるウマ娘同人だよね!」と平然と、「ぶっ壊すような本」を出しまくる輩は、現在共感型である。

過去再現型の漫画や同人作家は、こういった「特大リスク」にはとても慎重だ。現在共感型は良い所の査定で加点するのに対して、過去再現型は悪い所を減点し続けて査定する。
創作における作家を汚して全てを失うようなリスクは、事前にさける堅実さ、再現性が過去再現型の良い所であり、変化できない保守的な無意識が呪いなのである。

現在共感型においては、売れるモノ=人が多く共感するもの=素晴らしい!=リスク考えず飛びつく、という思考になりやすい。
そして、共感性のないオリジナル作品は、だいたい出すと「版権絵同人よりもイイねや売り上げが激減する」という結果を叩きつけられてやらなくなってしまう。

本来は、消費者がキャラでイイねや購入をしているのであって、作家はどうでも良いのである。
それを勘違いして、自分が描いている絵が素晴らしくて大量のイイねをしてくれる! オリジナルで評価しないファンはクソ! という相手に責任を押し付けるような思考持つ現在共感型の方は、こじらせてしまうので注意しよう。


なぜ現在共感型が0から1を創り辛いのかは、先ほど語った「人気同人を自分の功績だと思い込む洗脳」と「一から作るの大変で効率悪い」という質より量の概念があるからである。
現在共感型は100%の質の絵を1枚出すより、70%の質の絵を3枚出して多くのイイねを貰う方を選ぶ
過去再現型は完ぺき主義志向が強く、中途半端な70%の質の絵を出すのをマジで躊躇する。それによって周りから評価が下がる、手抜きだ下手だと言われることを極端に恐れる。
その完璧主義思想の呪いに囚われると、アンチコメで心折れて逃亡したり、前より低い質の作品が出せなくなり、公開できず苦しむのである。


最後に、現在共感型が陥る「慢心で大失敗する呪い」である。
これは分かりやすい。流行の流行り廃りでプチバズすることが多い現在共感型は、その成功を自分の実力だと思い込んで、過剰に投資したり路線変更して一気に客が離れることがある。
それが1→10→100→10と戻る位なら良いが、調子乗って色々やって金や労力かけて大失敗して→100→ー50とかになって破産するケースが多い。

なぜか?

現在共感型は流行に乗りやすい代わりに廃りも早く、常に川の上のワニの上をジャンプし続けるような事をしないと生き残れないのである。
過去再現型のように流行に左右されず、努力で技術を挙げてミスなく質で顧客をジワジワ増やすような生き方ができるなら、苦労はしない。
現在共感型は、過去再現型を天才だと思い込んでいるが、実際は秀才=努力家なのだ。

慢心、流行乗りに失敗、投資しすぎ、沈む流行に乗り続ける、安定感がない等々。
現在共感型において大事なのは、再現性と積み上げである。

努力が一番できるのは過去再現型であり、積み上げによる再現性で「成功した後のリカバリー、墜落しない対策」はキッチリ分析しているし、リスク管理もとても良くできる。

なので、現在共感型の人が「プチバズ」というチャンスを掴んだら、まず過去再現型特化の方と相談して、常にリスクや安定感、再現性を高めるにはどうすればよいかを人による助言で補うことである。



現在共感型は人口の6割で多いので、この内容を知って「転ばぬ先の杖」になった人は割と多いのだと思う。
実際に活用するのに労力だったり金だったりを使うけど、大事故が起きて失墜した時、する前には「数億円」に化けるかもしれない。

現在共感型に必要なのは、再現性の補助と、流行乗っかりは「自分の評価」ではない事を受け入れることである。



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