茶がゆにはカビの生えたお茶⁉#20

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こんにちは
やっと旅好きの日常が戻ってきました。でも感染対策は怠らない予定です。
高松空港3月のスライド.jpg

香川県にお邪魔してきました。
とっても美味しいうどんをいただき久しぶりの高松散策。
香川県のお土産に交じって高知県で唯一作られている「碁石茶」を見つけたのでなぜ香川に碁石茶があるのかをご紹介。

写真碁石茶のスライド.jpg
 日本茶は、茶葉に含まれている植物由来の酵素の働きにより発酵させたものですが、(菌は関与していません)この碁石茶は茶葉にカビが生え、その後、乳酸菌、酪酸菌が生えて発酵したものです。
カビは茶葉を蒸した後に生えてくるクモノスカビなどです。
カビは茶葉一面に生えて発酵が進みます。
次にカビによってつくられたなどを乳酸菌酪酸菌が利用して発酵酸味を作り出します。
茶葉にカビのスライド.jpg

さらにこの乳酸菌酪酸菌はその生育段階で沢山の酵素を作り出すため茶葉がさらにこの酵素によって発酵が進みすっきりしたお茶に変わっていきます。

高知県の山の中つくられていますが昔からお隣の県の香川県ので消費されていました。特に瀬戸内の島では塩分を少し含んだ水でこのお茶を入れたため塩を含んだお茶をご飯にかけて茶粥を作って食べる習慣があったようです。
 さらに香川県の瀬戸内に住む人たちのし好にこのお茶の酸味渋み、独特の香りが重宝されていたようです。
 お茶だけでもすっきりと酸っぱみのある飲み物になっていますので、高知県、香川県を訪れた際はぜひこの碁石茶を飲んでみてください。

 なぜ碁石の名前がついているかをご紹介するのを忘れていました。
発酵工程が終わった乾燥した茶葉をメフリという竹でできたかごに入れてゆすっていると角がとれて碁石の形になってくるからとも言われています。
 情報誌などに載っている写真では出来立ての四角い状態の茶葉が紹介されています。
碁石になっていない茶葉です。どこから碁石茶という名前がついてか想像つきませんよね。
いつかは碁石状の茶葉を見てみたいものです。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。






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