ビールにはやっぱり枝豆

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コラム
 ビールにはやっぱり枝豆がピッタリと思うのですが、もうその季節は終わりです。最近は冷凍ものもあるので一年中食べれるのですが、やっぱり畑から直接出回るものがいいですね。
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 ビールを手にすると微生物を扱うメンバーは「酵母菌に感謝」の一言が出てしまいます。また今日のビールは下面発酵ビールの気分、上面発酵ビールの気分と考えてしまうこともあります。ビールだけでなくそのお供の枝豆もプチッと口に運びつつ、「根粒菌いい働きするなー」と考えてしまいます。
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根粒菌の事をはじめて聞く人もいるかと思いますが、枝豆をおいしくしているのは根粒菌なのです。
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 枝豆やマメ科の植物の根っこには根のように見えるコブが沢山見られます。   植物は窒素を栄養源の一つにしていますが、空気中に沢山ある窒素を酸素や二酸化炭素のようにガスの状態で吸収することができません。根っこについた根粒菌が窒素を植物が利用できるように変えて、根っこから栄養を与えています。根っこにたくさんの根粒菌がついている枝豆はとっても栄養をもらえているためにおいしくなるのです。
 ぜひビールを飲むときには枝豆を片手に酵母菌根粒菌の働きを思い出してのどを潤し疲れを飛ばしていただければと思います。
 また来年の枝豆の季節を楽しみに乾杯。

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