カウンターのオジサンに声をかけたこと

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先日、妻と居酒屋にいったときの話になります。

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私たちはボックス席に座り、焼き鳥と刺身、ベニ天をツマミにして、私はビール、焼酎の水割りを妻はビール、日本酒、ワイン、焼酎を飲みながら家族のことや世間話をしました。
1時間程が経って互いに酔いが回り始めたとき、ひとりの高齢男性がカウンターに座りました。
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彼は、最初に頼んだビールを飲みながら何かを注文したい様子ですが店の人に気付いてもらえず、しばらくメニューを見ながら飲んでいました。その後も店の人に声を掛けているのですが、気付いてもらえませんでした。70歳を過ぎたであろう男性はカウンターに取り残されていました。

ようやく店の人が彼の声に気付きました。彼は漬物と冷や奴を注文したあと、「タバコ吸って良いのか」と尋ねたのですが、そのとき店の人は既に厨房に戻ってしまっていました。

誤解のないように説明しておきますが、この店の接客態度は、決して悪いわけではありません。高齢の男性が、初めて入った店で大きな声を出せずにいるだけです。
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それでも、私は先々の自分を見ているようで可哀想に感じる気持ちが大きくなっていました。

その店には玄関の近くに喫煙所があります。私もタバコを吸うので、妻にタバコを吸ってくると伝えてから席を立ち、カウンターのオジサンの肩を軽くたたき「タバコ、こっちで吸えますよ」と声を掛けて通路を歩きました。

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タバコを吸っているとオジサンが入ってきたので、私は軽く会釈をしました。オジサンが私に「どこかで会ったか?」と尋ねたので、「初対面ですけど、タバコを吸いたそうだったので声をかけてしまいました。気に障ったのなら、お許しください」と答えました。オジサンは親指を立て「サンキュー」と言ってくれました。意外にもロックな感じの彼の態度は、私は嫌いではありませんでした。

自分の席に戻ると妻の機嫌が悪くなっていました。私がカウンターの見知らぬ人に声を掛けたことが面白くないというのです。少し経つとカウンターのオジサンが私たちの席に顔をだし、妻に対し「優しい旦那だね。大事にしてやってくれよ」と言い残しカウンターへ戻りました。多分、妻は、言葉を掛けられたことにも腹を立てたのだと思います。

私は、見知らぬ人だとしても、困っている人を見過ごす妻のほうが間違っていると感じます。相容れない二人は店を出てから喧嘩になりました。


この話を馴染みのバーで話すと、マスターから「奥さんが怒るのは、もっともだ」と言われました。マスターは私に時代を考えれと言うのです。

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私には、まったく理解ができません。私だって昭和のままではなく、少しは現代に合わせて生きているつもりです。吉田類さんでも、私の味方にはなってくれないのですかね。

どなたか、私の過ちについて分かりやすく解説していただけないでしょうか。お願い申し上げます。

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