私は以前、腰に巻いていたバスタオルを見つけられずにいたボケ話を書いたことがありますが、今回は、最近の症状を書いていたいと思っています。
ソファーに座ってテレビを見ていたときに、ハッと何かに気づいて立ち上がり寝室に来ました。その時点では何かに気づいていたはずですが、寝室についた私は、何に気づいたのかを忘れてしまいました。
こういうことが頻繁に起こるようになりました。
買い物に行って、そもそも買おうとしていた物を買っていないのに、別の物を山ほど買って帰ってきたり、約束の時間を間違えたりするようになりました。数年前までは、こんなこと、ありませんでした。
居酒屋の女将さんは、年をとったのだから当たり前のことで心配する問題ではないと言いますが、何の気晴らしにも感じません。
むしろ、そのとき隣で飲んでいた青年の「そうやって物忘れを自覚しているうちは、生活できるじゃないですか?」という言葉が、慰めではなく追い討ちをかけられたように感じました。
きっとそのうちに自覚できなくなるのでしょうね…。
私の母は、まさに、その症状です。病気と分かっていても恐ろしくなるし、ときには、憎らしく感じてしまいます。
母みたくなる前に、自分で何ができるかを考えようと思いますが…それを忘れないように、こうしてブログに書いておきます。