言葉にはそれまでの人生が詰まっています

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アインシュタインの言葉の続きです。

アインシュタインは、ユダヤ人でした。
ドイツに生まれ、欧州各地で研究者や教授として、物理学上の様々な功績を挙げました。

一方、政治的には平和主義で、第一次世界大戦の最中、ロマン・ロランと平和運動について語り合うなどしていました。

その彼が、1939年の第二次世界大戦では、原爆開発を進める手紙に署名しました。
理由は、ナチスドイツでした。ユダヤ人迫害を続けるドイツが原爆を作ったら大変なことになるという危機感から、それまでの平和主義を捨て、戦争への協力を行いました。

結果、ドイツは原爆を完成させる前に、降伏。
その後、アメリカは核実験に成功。

そして、原爆は日本に落とされました。

アインシュタインは、原爆誕生に直接は関わっていませんでしたが、自分の発見した物理学が、悪魔の兵器を生むことになったのを生涯悔やんだとされています。

そうした背景があって、第三次世界大戦への可能性について聞かれた質問で、
「第三次世界大戦はわからないが、第四次世界大戦ならわかる。人々は、石を投げあって戦うだろう」と答え、戦争が人類の文明そのものを破壊しかねないと警告したのです。

言葉はその人の人生を知ると、深さがわかるという例でした。

言葉シリーズも今後も続けていきたいなと思ってます。

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