歴史学習で重要なのは「流れ」を掴むこと
得意な人はそのように言います。
そのためには、
「学研とか集英社などからでている歴史学習漫画を読むことをお勧めします」
このようによく言いますよね。
でも、苦手な人にとっては、そもそも「流れ」ってなんだよと感じるようです。
で、その結果、教科書の丸暗記でテストに臨みます。
そして、ある程度は通用するんですよね、頑張れば。
そこそこの結果が出るので、次回にも同じ暗記で臨みますよね。
これ、中学レベルなら通用するんです。
でも、高校レベルだと扱う内容が中学レベルと比較して格段に情報量が多くなってきて、暗記では通用しなくなります。
好きな人、得意な人は、情報量の増大が楽しくなりますが、嫌いな人、苦手な人にとっては、苦痛以外の何物でもなくなってしまいます。
私は嫌いな人や苦手な人の感覚がわからないので、歴史が苦手な何人かに話を聞いて感じたところですが、
「答えになる絵がわからない中でパズルをやっているよう」という感覚なのかなあと感じました。
例えば、保元の乱と平治の乱
同じ時期に同じような合戦があるのでわかりにくい
これはわかるのですが、
保元の乱と応仁の乱
違う時期の合戦すら違いがわからなくなる
上記は極端な例ですが、用語を覚えるだけであればそうだろうなあと感じます。
この原因はなんだろうなあ、と考えました。
そこで考え付いたのは、ありきたりなのですが、歴史の「流れ」が掴めていないということでした。
この「流れ」が掴めてないので、目の前のパズルのピースがどこにおくべきものか見当がつかない。
目の前に出てきた事件や人物が、どこの時代に出てくるものなのかわからない。
そういう感覚なんだろうなあと感じます。
そして、上記の「流れ」って何だよということになりますが(笑)
「流れ」の私見ですが、「歴史が過去から現在までどのような経緯を辿ったのかをざっくりと把握していること」が、歴史の「流れ」を理解しているかどうかの試金石だと思います。
そして、それを確認するには「過去から現在までの経緯を『言語化』できるかどうか」ではないかと考えています。
では、次回は「言語化」とは何かについてお伝えする予定です。