歴史の効能3

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さて、歴史の効能について 第3弾です。

歴史は国際交流にとって重要な役割を果たします。

これは、外国で活躍したいと思っている方
外国人と交流したい、特に知的レベルの高い人と交流したいと思っている方にこそ知ってほしいと思っています。

国際交流や仕事では、英語が重視されます。
手段として。

でも、いくら話せても、その質が低いと相手からの興味関心は得られないでしょう。

だからこそ、歴史です。それも、日本史です。

なぜ?

例えば、フランス人相手ならフランスの歴史を知っていた方がよいのではないかと思う人もいるでしょう。

でも、本当にそうでしょうか。

例えば、日本人がナポレオンについて知ってる話をしたとしても、よほどの専門家でない限り、フランス人の方がその日本人よりもナポレオンのことを知っているのが普通です。

相手は「お詳しいですね」と言ってくれるかも知れませんが、内心は「そんなことは知ってるよ」と笑われてしまうだけです。

でも、

「フランスではナポレオンが有名ですが、日本のナポレオンと言われた軍事の天才がいました。でも、彼は日本の戦争が終わった後、今度は教育が大事だと考えて、学校を作ったんですよ。ナポレオンが作った大学ってありますか」

とか話をすれば、相手も喜んでより突っ込んだ話をしてくれるはずです。

私の経験上、外国人は日本人の自国の歴史知識の薄さを感じているように思うんです。
そして、少し知っている人も、先のフランスの例のように、相手国に関してかじっただけの話しかしない。

立場を逆にして考えれば、
日本にやってきた外国人が少しかじっただけの知識で「織田信長って本能寺で家臣に殺されたました」と言われても「そんなの知ってるわ」と終わってしまうのではないでしょうか。

一方で、日本の歴史の知識を知っていれば、言葉は通訳を通したものだとしても、相手からは一目置かれます。

これは私の経験ですが、

あるお城の甲冑着用体験ができるスペースで、外国人が甲冑を着ていたんです。
でも着方があまりになっていないので、私が着用の手伝いをしたら、私も私もと結局1時間半ほど費やすことになってしまいました。

その間のできごとですが、「籠手を着けるときには左手から」と言ったんです。
「なぜ?」と聞かれたので、
「着てる途中で敵に襲われました。左腕に装備してたら、左で攻撃を防いで、右で刀を抜けます。でも、逆だと左手で刀を抜くことになります。これは難しい」と応えました。

すると、次から次へと武士についての質問攻めに会いました。

どうやら、これまで日本の歴史に詳しい日本人がいなかったようで、私と話して満足されたようです。

これは嬉しいのですが、「日本人は日本の歴史、知らないね」と言われて考えさせられました。

こういう経験もあるので、今後、日本の将来を担う若い人にはぜひとも、日本の歴史を知っていてほしいと思った次第です。

あれ?
効能っていうより、お願いになってしまった。

まあいいか。

次回は歴史学習が得意な人がいう「歴史の流れ」の掴み方です。

歴史の学習が得意は人は「歴史は流れを掴めば、あとから知識はスムーズに入ってくる」などというのですが、歴史学習が苦手な人は「流れって何?」と思いますよね。

この「流れ」についての私見をお伝えします。


























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