「べき思考」が我々を苦しめるという話

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コラム
前回の記事で、「期待しない」ためには心をニュートラルモードにすると良いという話をしました。

でもそのニュートラルモードを邪魔してくるのが「べき思考」

こいつも本当に厄介です。
長く自分自身に根付いた考え方から生み出されるものですから。

本日はその「べき思考」に焦点を当ててみたいと思います。



■べき思考は「ビリーフ」から生み出されることを知る

ビリーフ(belif)とは心の底から強く信じていることです。

心理学では、信念や思い込みなど自らが強く信じている物事のことを「ビリーフ」と呼びます。

これは、生い立ちや周囲の環境などの影響を強く受け、長い年月をかけて形成されるものです。

一般的には、
「親は大事にしないといけない」
「お金があれば幸せ」 などですね。

人により異なり、それぞれの判断基準や価値基準となります。

そして強く信じているからこそ、人それぞれの

「~すべき」
「~しなければならない」

を生み出すのです。


なので要するに、ニュートラルモードになれないときには

「コイツの言動は、私の信念に反する!」

と脳が判断しているからなんです。
厄介ですよね脳みそ…

では、そんなときどうしたらいいのか?
ここでもひとつ、コツをお伝えできればと思います。



■「べき思考が働いてるな」ということを意識する
目の前のことを受け入れられるかどうかは一旦置いておいて、

「あー働いてるなー」と認識するだけでOK。

すると不思議なことに、気持ちが少しラクになるんです。

多くの場合、べき思考が働くときには怒りや憤りのような負の感情もセットになっていることが多いと思います。

その感情がなくなるわけではないですが、仕組みを知り、認識することで、感情にもある程度の抑制がかかるのです。


ここでのポイントは「意識するだけでいい」ということ。

べき思考はある意味反射みたいなものなので、抑え込もうとしてもうまくいきません。

「また動いてんなー」くらいで受け止めるとちょうどいいと思います。


■「誰の問題なのか」を考える

それでもなかなか心をニュートラルに保つのは難しい場面も多いと思います。

そんな簡単なことばかりじゃないですしね、世の中。

そんなときは、目の前のものごとに焦点を当て「これは誰の問題なのか」を考えてみるといいと思います。

いわゆる課題の分離ですね。

個人的に、この概念を知ってとても生きやすくなったと思います。もっと早く知りたかった。

次回は課題の分離について書いてみたいと思います。

ではまた!


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