求職者を騙し、無断応募させる悪質なエージェント

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コラム
「この企業は面接の練習として、この求人を受けてみましょうよ」


そう言って、求職者様から応募承諾を取るエージェント


それは正しい仕事だと思っているのでしょうか。


そもそも面接練習だったら、エージェントがやればよい訳ですよ。


なぜ忙しい企業の面接官様を利用しようとするのでしょうか。


自分の得や、楽だけで企業様や周囲を巻き込むは良くないですね。


そもそも、あなた(エージェント)も「実戦経験」が増えないので、


得はしていませんよ。楽は出来たかもしれませんが。


本日はそんなお話。


なぜそういった妙な行動をとるエージェントがいるのかと言えば、


企業様とエージェントで結ぶ「応募の優先権」というのが、


あるからだとも考えられます。


エージェント経由で同じ求職者様からエントリーが来た場合


先に紹介してきたエージェントの権利を企業様は優先するのですね。


ある意味、エージェント経由のエントリーというのは早い者勝ちです。


先に練習目的と妙なエージェント言われてエントリーしようが、


後から真面なエージェントに言われて真剣に考えてエントリーをしようが、


そんな真実は関係なく、先にエントリーしたエージェントの優先となります。


企業様にとっても、後で事情を聞いても、判断のしようがありませんものね。


しかし、


こんな雑なエントリーを企業様に送るのは、


エージェントとして如何なものでしょうか?


求職者様の履歴をもてあそぶエージェントとは如何なものでしょうか?


そう私は思っています。


世の中、そんなエージェントばかりだったら、


もう紹介会社自体を無くせば良いのではとも思います。


ほんと、まじめに仕事してほしいものですね。



さらに過去には、もっと酷いエージェントもいました。


こちらの場合は、求職者さんに無断で、先に企業様へエントリーをします。


書類が通過したら、


今度は求職者さんに応募承諾を取りに行くといった手口です。


求職者様から応募承諾を取る前に、エントリーしてしまっているのですね。




通常はエージェントから企業様に


「こういった感じの応募者さんがいますが応募可能ですか?」と尋ねます。


そして「興味があるから応募して?」と言われてから、


求職者さんに応募の承諾を得ます。


これで正式に応募書類を添えて、エントリーするのですね。


それらの手順を端折って、いきなり無断エントリーをしてしまうのですよ。


それで無断エントリーをした後に、何も知らない企業様から、


書類通過の連絡がエージェントに届く訳ですね。


それで今度は求職者さんに「通過している」事は伏せたまま。


「この(通過した)企業さんなら僕が絶対に通してみせます。私にお任せください!」と説得して、応募承諾を取るわけなのです。


もはや詐欺ですね。


とはいえ、これは無事に書類が通過した場合です。


仮にこれが通過ではなく、お見送りの場合だと、


その求職者さんにエントリーした事すらも、やはり黙ったままです。


本人が知らないところで勝手にエントリーされていて、


勝手にお見送りになっています。


また他のケースとして、通過した場合でも、逆に求職者さんの方が


「(その企業様は)受けたくないです」と、断られる場合もあるのですね。


「応募承諾を取れませんでした」という場合。


その場合は企業様に「求職者様からご辞退の要請」と連絡を入れるわけです。


これも求職者さんはその企業様に勝手に応募されている事など、


知らぬままです。


何も知らず選考をして、面接準備までした企業様に謝れ。
何も知らず勝手に応募履歴を付けられた求職者様に謝れ。


ほんと他人様の人生や、企業様の労力を何だと思っているのだろう。


ダメなエージェントですね。


私は怒りで震えますよ。冷房消せよというお話。



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