あれだけやった算数が伸びないワケ

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久々のブログ更新。算数についてのお話です。夏休み、夏期講習や問題集でてってーてきに算数の勉強をしたのに伸びない。なぜだろう?とお悩みの親御さんから、たくさん質問をいただいたのでまとめてブログでお返事しちゃいます。この質問、実は過去にもたくさんいただいていました。もちろん自身の子(トンビの子)も体験したお話です。

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読んでいただくとわかるように、算数って、解法を覚えて、パターンに当てはめて解くというのが基本的な流れ。その中に、計算力、なんかも求められるのです。で、算数ってのは、料理と似ています。調理器具「フライパン」「お鍋(小)」「お鍋(大)」があったとして、ミートソース味のパスタを作るには、ひき肉・玉ねぎ・トマト缶といった材料を「フライパン」で炒めてソースを作る。もう一方は、「お鍋(大)」でお湯を沸かして、パスタを茹でる。で茹で上がったら、お皿にパスタを盛りつけて、ソースを上からかける。で出来上がり。

ここで「お鍋(小)」を選ぶと、パスタを作るのに手間取ります。→解き方の「解法」の選びミス。
また、「お鍋(大)」でソースを作って、「フライパン」でパスタを茹でるという方法でも構いません。これは「解法」は違う、別解となります。

では、ミートソース味のパスタではなく、ペペロンチーニを作りなさいと言われたら、ちょっと工程がかわります。フライパン側では、ニンニクとオリーブオイルとベーコンでベースオイルを作りつつ、「お鍋(大)」でパスタを茹でます。ここまでは、ミートソース味のパスタと同じ。でその後皿に盛りつけずに、フライパンにパスタを入れて炒めながら絡ませる。←ここが解法違いの部分になります。

解法は同じようでも、派生していく。作り方のベースは、ミートソース味のパスタにするのがいいでしょう。派生はそこから覚えていく。

これは、算数にも当てはまります。ある解法を覚えて、それを土台にして派生させていく。そのときに、ハイ「ここからがポイント」です!!!

出題者は「何味のパスタ」を作ってと言っているか?が読み取れているかがポイントなのです。加えて、この場合「ニンニクは入れないで」「粉チーズを用意して」「パスタの量は150gで」「パスタの硬さはアルデンテで」など条件設定が問題文に書かれています。ここをすっ飛ばすと、正解から遠のきます。

料理を例えにしていますが、あくまでも読解力と理解力、ただしく出題意図を理解することが大切なのです。ここができないと、いい「フライパン」いい「お鍋(大)」いい「お鍋(小)」または、いい「包丁」いい「まな板」を持っているだけなのです。どれを使うか=最適な解法を選択できる、そのためには読解力が必要なのです。

その次に、料理で言うところの「技術」。包丁で均一に切ったり、フライパンさばきがなめらかだったり、盛り付けの菜箸の扱いが繊細だったりと、このあたりは、算数でいうところの(ざっくり言うと)「計算力」に相当します。計算力があると、調理がスムーズになるというイメージです。

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