【2023.04.22】リビングは講師控え室だぞ

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コラム
あれは5年前

会社から帰ってくる。
おそるおそるリビングへ。
リビング学習中のトンビの子。
ドサリと積まれた丸つけ待ちの課題たち。
そうです、塾に行かないということは、
とことん、課題の答えと解説をせねばならんのです。

今日はそんなお話を。

受験親にとって、安寧の場所などないのだ

リビング学習を取り入れていたこともあり、我が家のリビング事情は
戦場のようでもありました。でっかいテレビを買って、アマプラ見放題で
音響にもこだわり映画館さながらのサラウンドシステムを導入していましたが

まぁ~使う時はなかったですね。

「いつまで勉強するんやろ、この子。早く寝て欲しい。」
それが僕の正直な気持ち。妻もそうだったと思います。
リビングでゴロゴロしながら、お笑い番組観てゲラゲラ笑いたい
できなくもないですが、リアルタイムで見たい時に限って
トンビの子の絶賛お勉強タイムだったということもあり
僕たち講師陣は、お酒も飲まず丸付けをし続けていました。
そうです、心休まる場所は風呂とトイレ、そして職場ぐらいでした。

リビング学習が与えてくれたもの

結論から言うと、場所・時間の余裕があり家族の同意が得られるなら
「リビング学習で中学受験に挑む」は勝ち筋だと思います。

【いいところ】
・勉強の様子が確認できる
・進捗が把握できる
・質問に即座にこたえられる
・親もピリッとしてダラダラしない
・成績が伸びていった

【わるいところ】
・テレビが観られない
・親子ともにサボれず少し息苦しい
・スマホでゲームしていると、ダメ親の烙印が押される

まぁ、実のところさほど悪い点はないのです。
受験勉強は孤独で立ち向かうには厳しいと思います。
それは、高校受験・大学受験でも同じです。

さすがに中学生になったら自分の部屋があれば自分の部屋で
勉強する方がいいです。その方が集中できるし、親の出る幕は
ほとんどないからです。

物理的にひとりで勉強という環境になるので、
せめて、精神的に支えていく必要があると思います。
その土台をこの中学受験で親子ともに作っているのです。

リビングのテーブルに積み上げられた、採点まちの解答たち

とにかく、仕事から帰ってきてからひとときもサボれない。
採点しなければ、作文の添削をしなければ、解説をまとめなければ
親塾・親勉・塾なし、どんな呼び方でもいいですが
やると決めたらからには、とことんが我が家のモットーです。

妻トンビとシェアしあいながら、
・お風呂に入る前
・お風呂上がり
・夕食前
・夕食後
・お茶会後など、様々な隙間を駆使して丸をつけ、
バツを書き込み、解説を読み解説を紐解く。

大人も頑張るから受験なんだよね

こんなん、2年もしたら、ギリギリでしたよ。
ホンマしんどかった。
そんなあの時の日常、今から振り返れば非日常、
講師控え室という名のダイニングテーブルに
積み上げられたアイツのアウトプットたち。

向き合うことの大切さとかよりも、
とっととこいつら、片付けて、テレビ見たい!そんな思いもあったりして。
頑張るのは子どもだけじゃない
大人も頑張るから、受験なんだよね。

始まったばかりの人
もう始まっている人も
やめてしまいたい人も
みんな悩んでるんですよ、と言いたいのです。

だから、どんなときも家族みんなで気持ちを
ひとつにして、がんばっていきましょうよ。
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