春休みですね。そろそろ。
卒業生は、在校生よりもだいぶ長い休みになると思います。
現4年生・5年生は、この春休みを無駄にしてはダメです
なぜなら、春休みは夏休み以上の成果を実感できるから。
成果というのは、模試の結果という意味じゃなくて
「あぁ、自分伸びているな」ってわかる瞬間を感じられるような。
成長痛のような、寝て起きたら、身体の節々が痛くて
背が伸びてるあの感覚です。
トンビ家での想い出は、4年生から5年生になる頃の春休み。
実はこんな勉強をしていました。
いきなり、やってみた「過去問」
約2年後に立ち向かう(実際は22ヶ月後ぐらい)検査問題。
これにいきなり、受検勉強しはじめたてなのに、過去問やってみました。
算数と国語のみ。
結果は、大惨敗。
算数なんて、大問5つのうち、最初の1問目でつまづきました。
解説見てもちんぷんかんぷん。
むかしむかし、
公文式では地元のキングとなっていたトンビでしたが
惨敗。本当にこんな問題解けるようになるのか???という印象。
そこで、ざわつく心を押さえながら
算数はこの問題集に全振りしたのです。
「下剋上算数・基礎編」
算数は徹底して、この問題集に取り組みました。
全100回の課題があり各回バランスよく、
代入・整理思考が必要な計算から、比・割合を使った解法による文章題、
数列から図形、といった具合で10問出題されています。
つまり100回×10問=1,000題の基礎トレーニングがこの1冊できます。
たいせつなことは間違えた問題を徹底して、解くということ。
もう嫌になるくらい、間違いを解きなおしました。
その様子がコレです。
受検本番までトータルで6往復・6000問(実際は何度も同じ問題も解いてたから体感的には7000問くらい)解きました。
これは、わが子ながらすごいなと思います。
うち266問、同一問題も含むで間違いました。
各問題6回解いているとして、6回連続で間違っているものもありました。
うちはそういうレベルです。
国語は、「作文」対策を4年生の3月から始めた
一方、国語は、過去問で初めて長文読解という難敵が現れました。
初見で数千字の論説文を読んで理解することはほぼ不可能だと思います。
大人でも、その書かれている真意は理解しかねます。
が、受検なので、書かれていることの深い意図を理解する必要はありません。
これは大学入試でも同じ話で、国語は読み方や感じ方は多様ですから、
問題にするとなると、誰が見ても「これは正解」とならないといけません。
問題は、作成者だけでなくその上のレイヤーの方々でもチェックされますから
不確かな問題と解答という関係性はないのです。
そのため、国語の難敵を倒すのは、2年かけて徐々にと考え
この小学4年生での春休みは「作文」に力点を置きました。
公立中高一貫校に関わらず、作文が出題される学校が増えてきています。
思想確認とかそんなたいそうな話ではなく、
・決められた条件のなか(問題・文字数・作文という形式)で、
・これまで12年の人生経験を通じて
・具体的、かつ
・論理的に、
・自分の考えを
・大人に説明して
・「うん、なるほどね」と、思わせられるか
という課題が「作文」なのです。
なので、作文対策を4年生から5年生に進級する「春休み」からスタートしました。その様子がコレです。
まずは短文からのまとめや要約をベースに、とにかく「書く」トレーニングを
始めました。
僕自身が、本の編集で編集長をしていたので、この辺りの添削作業は
難しいわけではありませんでした。
書くことは得意でも、
読んで添削することは苦手な親御さんが多いと思います。
なので、専門の塾や通信講座などにお願いするのがいいとは思いますが、
レスポンスが遅めなのが欠点です。
レスポンスが遅いと、子どももも何を書いたのか覚えておらず、
せっかく添削されても、読み込んで理解しようにもイマイチ頭に入りにくいものです。
作文力=国語力につながりますから、ぜひいち早く取り組んで欲しいですが
添削がセットになっていないと、時間を無駄にしがちです。
作文はクイック対応がおすすめです
宣伝というほどもありませんが、私が提供しているサービスに
「作文添削教室」があります。
お子さまの作文添削までの時間は、
提出の翌日には完了しています。
また親御さんが今後自分で添削できるコースもありますので
ある程度作文添削のコツを学べば、あとはセルフで活用できます。
つまり、ずっとお金がかかるわけでもありません。
だいたい、毎月1回程度のペースで、添削されているお子さまが多いです。
こういったサービスがあれば、利用するってのもいいかと。
(宣伝ですみません)
いずれにしても、春休みは夏休みよりも伸びると思うのです。
ポイントは、算数と国語を基礎から始めること。
トンビの流れをなぞるなら
・過去問にいきなり取り組んで、危機感を感じる(親子ともに)
・算数と国語の基礎学習をはじめる(理科・社会は後回しにして、算数・国語からという気持ちも高まる)
・算数は下剋上算数・基礎編のような、良問ぞろいの基礎的で偏りのない問題がおすすめです。
・国語はいきなり長文読解に取り組む前に、作文から取り組む(作文がない学校でも作文は、読み・書きの力を各段に高めます)