「規律」の重要性

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自律という言葉は、とても奥が深い。自分を律するということだが、「律する」というのはどういう意味だろうか。
辞書的には、
1, 一定の規範を設けて統制・管理する。
2, ある基準に当てはめて判断・処理する。
となっている。

自分を律するということは、1番目の意味が妥当だろう。つまり、自分に対して一定の規範も受けて統制、管理するということだ。多くの人が、自分で自分を管理できていると考えている。これは大きな間違いだ。何が間違いかというと、管理するための「一定の規範」がないからだ。自分自身に対して「規範」を設けているという人はほとんどいない。

アメリカのモチベーショナルスピーカーの大家、ジム・ローンは「規律(Discipline)」という言葉を重視している。彼は、「もし君が考えている富と幸福の探求を成し遂げるために、一つだけ決定的に必要な事柄があるとしたら、それは「規律」だ。この概念を考えるとき、たいていの人は厳しいイメージを持ち、この言葉を拒絶する。にもかかわらず、この「規律を守る」というスキルが、君の夢や願望をかなえるためにはどうしても重要なのである。」と言っている。

Disciplineは、名詞でも動詞でもあるが、動詞の意味として
「〔人に〕自制心を持たせる、〔人が〕自己管理できるようにする。」
という内容がある。まさに自律することを示している。

この自律で最も重要な規範(規律)つくりだが、最も重要なことは、これを守ることが成功に勝手に導くことではなく、自分を律することが感情面でよい作用を自分にもたらすということだ。自分で決めた規律、規範を自分が守れるということが、自分に対しての自信にもなり、より前向きで向上心をもたらしてくれることになる。

まず自分で規律を守ろうというときには、シンプルで実行しやすいことから規律とするとよいだろう。例えば、間食しないとか、なるべく階段を使うといったことや1日30分英語の勉強しようとか、仕事でもメールは決まった時間委処理しようとか、準備の時間を事前にスケジュールしようといったことを決めて守る。

自分で決めたことをしっかり守って行動することが、この自分を律するという意味だ。だから、自分で守ることを決める必要がある。なるべくなら、明文化することが良い。何を守っていくべきかを欠くことで忘れないし、いつでも見返すことで、自分の進化もわかってくる。

ライフプランを作る際には、必ずこの自分のルールとなるべき規範を一緒に作る必要がある。ライフプランには当然計画があるわけだが、自分の規範というのは、自分の行動の方向性を明確にするためのものだ。

自律した人間は強い

強いというのは、ぶれない、人によって左右されないということだ。何をもって自分の生きざまとするかを明確にして自立した人間になろう。

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