考える時間

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ビジネス・マーケティング
ライフプランにしても事業計画にしても考える時間を取ることなしに実行はできない。考える時間は、勝手にわいてくるものではないから、自分でその時間を確保しなければならない。優先順にの話で、重要なことと緊急なことでマトリクスを組んで考える「7つの習慣」の話があるが、まさに緊急ではなく重要なことを多くの人は後回しにしてしまう。

重要なことなのになぜ後回しにしてしまうのだろうか。

一つは、緊急なことでどんどん予定が埋まってしまうということ。そして、もう一つは、重要なことは考えること自体が重たい、面倒くさいからだろう。面倒くさいから後にしておこう、緊急でもないしというのが本音だ。

面倒くさいのは、なぜだろうか。一つは、今までルーティンで考えていない内容だから、どこから考えれば良いのかわからない。つまりやり方がわからないからだ。やり方がわからないものをいろいろ調べながら考えたりするのは、最も人が後回しにしたくなることだ。

だが、それはやらない以上前に進まない。
例えば、保険を見直すといったことも、どんな保険に入っていたのか、どんな保証があるのかを考える際に、保険証書がどこにあるのかなど忘れてしまっていると、それを探すと頃から始めないといけない。担当者に連絡したら早いだろうが、いまさら聞くのも面倒くさいという具合で、結局まあ今のままでも問題ないからよいだろうと、見直すことが後回しにされてします。最近の医療が発達しているので、昔の契約の内容では保険が適用されない治療もあるということで、医療保険の見直しを進めるCMなどもあるが、効果はあまりないだろう。面倒くさいというのが一番後回しにする理由だが、ここに成功のポイントがある。

人は面倒くさいことはやりたがらない。だから、やる人が伸びるし、他の人との違いを発揮できるポイントにもなる。また、こういった面倒くさいが新たなビジネスにつながる。

何かをする際に面倒くさいことをあえてやるために、それを実行する時間を取る必要があるが、まずは何をすべきか改めて整理する必要がある。それを整理するための考える時間を取ることから始めないといけない。

考える時間をしっかりとる。これは自分の手帳や予定表にしっかりスケジュールするということだ。スケジュールされたものは実行しやすいだろうから、まずは予定する。そして、その際に何をテーマに考えるのかを明確にすることだ。

考える時間とだけ決めていても、その時間になってからいろいろ考え始めるのは意味がない。時間を取るのであれば、何を考えるための時間まで明確にしよう。例えば、ライフプランを考えるのか、支出の見直しを考えるのか、仕事のやり方を考えるのか、プライベートの趣味などについて考えるのか、何を考えるのかによっても、その時間が来るまでにあまたでイメージすることが変わってくる。



脳は、自分が何を求めているかによって、焦点を勝手に変えることをする。
これは脳の特徴で、良い点でもあるし、悪い点でもある。脳を上手に使いこなすための本がいっぱい出ているくらいだから、脳の機能をしっかり使いこなすことが重要だ。だからシンプルに、何に焦点を当てるかを明確にするとだけ考えておけばよい。脳が勝手に照準を合わせてくれる。

考える時間を取ることは、一つはどこに焦点を当てて日々過ごすべきかをいったん落ち着いて整理するための時間として活用することが有効だ。日々勝手に過ぎ去ってしまっている状態であれば、なおさら何に対して自分は時間を本来とるべきかを改めて考える時間を取ろう。

今の自分がどういった状態であるかの現状把握というのは、とても重要なことだが、なぜか多くの人が現状把握をせずにいろいろな方向に進もうとしてしまう。自分の地図の現在地もわからないまま目的までの進路を決めるというのは意味がない。

時間は有限であるから、大事なことからスケジュールしよう。

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