人生の方向性

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ビジネス・マーケティング
事業を設計する、努力する、何かを身につけるといったことに対して、方向性は特に重要になる。方向が少しずれるだけで先々の到達点が変わってくる。自分自身がどういった方向に向かっているかを常に把握することが大事だ。

船で海を渡っているときには、必ず航海士は海図を見て少しのずれも起きていないかを確認している。海の上に目標となるものは少ない、特に昼間では、何を指標にしたら良いかがわからない。古くは羅針盤を用いて、今はGPSを用いて、現在位置を確かめながら航行する。そして、海図の上に自らの航路を示して、ずれを修正する。海を渡るときには、限られた燃料、食糧で、いかに効率よく目的地に到達するかが重要だから、常に自分の状況を把握する必要性がある

ゴルフをやる人であれば、最初の一打目を打つときに、どこを向かで大きくボールの行方が変わることがわかるだろう。200メートル先にボールを打つのに、打つ角度が少しでも変われば、200メートル先では大きく変わってしまう。だから、最初に向く方向が大事だ。

人生において、本来我々も同様に今現在の自分の位置を把握しておく必要がある。そして、目的地に到達するまで、効率よく進むことを念頭に、立ち位置の修正やスキルアップをすることが重要だ。

しかし、多くの人は、自分の人生においては、海図に自らの航路を示すようには行動していないようだ。そもそもが、目的地があいまいであったり、今の自分の位置を明確にできていない場合が多い。

まずもって、今現在の自分の位置と目的地がわからなければ、何も始まらない。ただ、時間が過ぎるままに流されていくだけだ。それでよい人は、特に気にする必要はないだろう。

ただ、自分がどうなりたいか、何を成し遂げたいかということが目的としてある人は、ただ流されているだけでは、当然その目的には到達できない。自分の目的地が明確であれば、それに向かって海図に航路を引くように、一打目をどこに打つかを正確に測るように、ちゃんと自分自身でプラニングをして目的地に効率よく向かう方が良いというのは、自明だろう。

目的地が明確になれば、あとは今の自分自身の現状把握をすることだ。だが、この今の自分がどこにいるのかを明確にすることは、意外と難しい。自分の能力は過信しやすいし、自分の経験は軽んじやすい。客観的に何が足りないのか、どんな経験、スキルが必要になるかは、やはり誰かからアドバイスをもらう方が良いだろう。

とはいえ、まずは、その方向性だ。どこに向かうべきかを正確に知ることが、より目的を早く達することができる。人生は死ぬまで終わりがない。目的を達したら、もしくはその途上で次の目的が見えてくるものだから、そこに向かって航海し続ける必要がある。

航海のように途中で修正を続けることも大事だし、まずどこに向かうか、ちゃんと目的に方向に向くことが重要だ。方向性を間違えたら、必要のない回り道をする必要もあるし、修正ができないほど時間を無駄にしてしまうかもしれない。

人生に無駄な経験はないということも言えるが、目的が明確であれば、その目的を達成することで、さらに先の目的が明確になるから、そこに費やす時間をちゃんとそのために使うことが良いだろう。

人生はゴルフと違って、いきなり200メートル先まですっ飛ぶことはない。スタートしてから船のようにゆっくり大海を進む。海を進むのであるから、常に修正をかけることはできる。現在地と目的地を常に意識をして、目的地に向かって方向を間違わないように修正し続けることが人生には必要だ。

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