「リワーク占い」組織ができること ③

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コラム
こんにちは
はたらく女性の心と身体の調和を応援する
カウンセリングサロン「いなはぁーと」のカウンセラー naomi です

この「リワーク占い」をサービスにしよう!と思ったきっかけは
人事部門へ異動したことがとても大きいです

そこで 考えたことです

少し時間が空いてしまいましたが
続けます


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これは あくまで私の所感ですが
公務員は 真面目で一生懸命で
人の役に立ちたいという使命感を持って
仕事をしている方が 多いように感じます

もし 彼らが休職することになった時
どこまで本音を言えるのでしょうか
自分のことを 職場にどこまで話しているのでしょうか


原因は 上司の強い口調だったかもしれません
住民の攻撃的で過度な要求を 断れなかったのかもしれません
家に帰っても 家事や育児 家族の介護に追われ
疲れてしまったのかもしれません
仕事が上手くいかず残業してしまうのは
もしかしたら 発達の特性を持っているのかもしれません

それでも
もう少し上手くできたならこうはならなかったかも とか
自分の能力のなさを職場に知られてしまう とか
こうなったのは自分のせいかもしれない 本当に申し訳ない と
自分自身を責めてしまっている方もいるかもしれません


これらの様々な要因が 複雑に絡まって ストレスが蓄積され
ある日 プツンと切れてしまった


ここで 十分な休養を取れば
ストレス状態から抜け出せたかもしれませんが
真面目な方は そうはしません


本人も何が起きたのか わからない状態で

・・・もう何も考えたくない
・・・ここから消えてしまいたい
・・・ただただ ひとりになりたい

そんな心の叫びをグッと飲み込み
外界とシャットアウトすることすらせずに
何事もなかったかのように
職場に通い続けてしまう方が多いように感じます



病院の診断書が提出されると
所属長は 休職者と面談をします

原因や症状について 話せる範囲で聞き取り
通院や服薬について確認します

休職期間中の仕事がスムーズに進むよう
仕事の進捗状況について聞き 引き継ぎを行います
聞きたいことがあった場合の連絡方法や時間帯などについて
合意をとります
そして 安心してゆっくり休むよう伝えます 

以上 聞き取ったことを 人事部門に報告します


人事部門は
休職期間中 その部署の業務管理に配慮すべきことの確認をします
例えば 業務を割り振った職員の残業が多くなるとか
今月は良いが ○月は繁忙期のため人員の補充が必要とか
所属長の考えを伺います

同時に 所属長には
休職が延長する場合は 診断書の期間に空きが出ないよう注意が必要なこと
休職制度について 必要な場合は資料を準備すること
休職者の管理監督のため 定期的に連絡を取ること
などを話します

あとは 復職が決まってからの動きになるので
ここでは割愛します
(他のやり方もあるかもしれませんが
 震災後の当時の流れについて記載しています)


休職者が出てしまったら
組織は 今の仕事を回すことを第一に
これ以上 休職者を出さないよう 業務や人員を見直し改善すること

組織ができることは これが全てではないでしょうか


そうなんです


組織ができることは

休職者をケアすることより

業務を継続できるように
環境(人事を含む)を調整することなのです


それは
私が本当にやりたいことではない 
そう気がついたことが
この「リワーク占い」を始めるきっかけでした


※お願い
(所々 憶測や断定的な表現がありますが
 私がいた組織で感じたことについて記載しております
 もしかしたら 実際は違かったり、そうではない組織もあるかもしれません
 ブログ主である私の当時の考えとして ご理解いただけると幸いです)


(「リワーク占い」組織ができること 終わり)
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