「他人と比べないようにする」にはどうしたらいい?

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みなさん、ご機嫌いかがですか?
三色ねこ@上級心理カウンセラーです=^_^=

さて「他人と比べないようにする」にはどうしたらいい?というのが今回のテーマです。

みなさんは、他人と自分を比べてしまって、落ち込んでしまったりすることはありませんか?

「他人と比べないようにする」には、その大本(おおもと)にある気持ち、「他人と比べてしまう」気持ちについて書いていかなくてはいけないかな。
ということで
まずは、「他人と比べてしまう」心理について書いて行きます。

「他人と比べてしまう」のはいったいどうしてなのでしょうか。

「自分に自信が持てないから?」
「うらやましいから?」
「自分は何にもできないから?持ってないから?」
「不安だから?」

どれも正解です。
色々な気持ちから「他人と比べてしまう」という心理は生まれてしまうのです。
今の自分の状態を認めることができないし、自分に自信が持てなくなってしまう。
他人が自分に無いものを持っているように見えてしまうし、自分は何にも持っていないような気持になってしまう。
つまり自己肯定感が下がってしまっている状態なのです。
そうすると

「自分は存在価値がない」とか
「自分には能力がない」とか、

必要以上にネガティブな思考に陥って、やがて負の感情ループへ引きずり込まれちゃう。
だから不安になって、誰かと自分を比較し始めちゃうんですね。

突然ですが、みなさんは「隣の芝生は青くみえる」ということわざをご存知ですか?
「他人のものは自分のものよりもよく見える」というような気持ちを表したことわざです。

あなたは今、「自分は何も持っていない」と不安になって、自分の外側の世界ばかりに目を向けていませんか?

目に飛び込んでくるもの全てが輝いて見えて、自分とは比べ物にならないと感じてしまう。
まさに、「隣の芝生は青くみえる」という状態です。
お隣のお庭の芝生が青々として、とても綺麗に見えているわけです。
そんな時は思わず「まぶしい!」ってなりますよね。
さらには「自分なんてって」気持ちがむくむくと湧き上がってきて・・・。
不安で、辛くて、情けなくなってきて、思わず「はあ~・・・」ってため息がでちゃう。
私も時々、苦しくなっちゃう(T_T)

でも、気づいていますか?
なぜ辛いのか。
なぜ不安になるのか。
それは「他人と比べてしまう」から。
だから苦しくなるんです。

不安を感じている状態、つまり自己肯定感が下がっている状態だと私たちは、
自分よりも自分以外の人間がとても優れているように見えてしまいがちです。
もともと自己肯定感が低下していない状態であれば他人と比較したりする必要がないのに、
低下している状態であるために自分に自信が持てず、不安を感じるようになってしまい、ますます他人と比較しちゃうようになるのです。

では、「他人と比べないようにする」には、いったいどうしたらいいのでしょうか。

不安があるから、他人と比べてしまう。
だから隣の芝生が青く見えるというのは分かった!
ということは、その不安が減れば他人と比べなくなるってことになります。
隣の芝生も、「まぁまぁね」って思えるようになる!
自分自身を肯定できたら、不安は少しずつ減って、いずれ心の負担も軽くなるはずです。
では、不安を減らしていくにはどうすればいいのでしょう。

ここで「他人と比べないようにする」ために試してほしい、不安を減らしていく方法を2つご紹介します。

1:「セルフハグ」

両手を胸の前で交差させてそのままギュ~ッと自分自身を抱きしめる「セルフハグ」という方法です。
ギュ~ッと抱きしめたら、不安を感じている自分を素直に見つめて認めあげてほしいんです。
これがなかなか難しいんだけど(^_^;)

「今、不安でたまらないんだね」とか
「そうだね、不安だよね」とか
「不安になる気持ちよくわかるよ」とか
「がんばってて、偉いね」など、

ハグをしながら心の中でもいいので、自分自身に声をかけてあげてください。
そしてしっかりと自身の気持ちを受け止めてあげてください。

セルフハグはなぜ不安を減らすことができるのかというと、
ハグするとき、腕や手などが肌に触れることで愛情ホルモンと呼ばれるオキシトシンが脳内で分泌されます。
そして愛情ホルモンの分泌量が上昇すると自分にやさしくなれたり、信頼感が増して、マイナスの感情が軽減され、心の中の不安を和らげてくれます。
また、ハグをするときにとる体勢。ぎゅっと腕を交差した体勢は、体の痛みや感覚が緩和されるという研究結果も出ています。

不安が和らいで安心感を得られ、自分自身の今の状態を肯定(納得)するためにもセルフハグはとても効果的なんですね。

2:「気持ちを文字にする」

セルフハグの他にも、効果的な方法があります。
それは気持ちを文字にすることです。ジャーナリングといいます。
やり方は、ただ紙やスマホのメモなどに気持ちを書いていくだけです。
(私は断然、紙をおススメします)
専用のノート(ちょっと特別感のあるものとか)を用意して書くといいと思います。

イヤなこと、不安なこと、モヤモヤしたこと、悲しかったこと、悔しかったこと、辛かったこと、痛かったこと。
とにかく全部自分の外へ出してしまうんです。
誰かに話を聞いてもらってスッキリするという人や、SNSなどで発信するという人もいると思いますが、どうしても他人には話せないことだってありますよね。
そんな時こそ、ジャーナリングの出番です。
ジャーナリングはきちんと管理さえすれば、決して秘密を第三者に漏らしたりなんかしない。
だから安心して、なんでも吐き出していいんです!

ジャーナリングは、気持ちを文字にすることで視覚的に捉えることができるため、心の中を整理し、不安を和らげるのに力を発揮してくれます。

この方法を試した今、あなたは自分自身を見つめ、ありのままを認めて、
そして冷静に、今の自分の状態を受け止めることができています。
つまり自分のことがしっかり見えている状態です。
他人と自分を「比較する」、「比べる」ということはあまり意味がないことだと気づいたのではないでしょうか?

このように「他人と比べない」ことは、自分自身を見失わないためにも、ちゃんと意味のあることなのですね。

いかがでしたか?
心の中に不安や、他人と比較してしまう気持ちが生まれたとき、この2つの方法を思い出してみてくださいね。


このブログ記事は私が学んだことや感じたこと、体験したことや思っていることなどを出来るだけ素直な気持ちで書かせていただいています。

置かれている環境にもよりますので、ブログの内容が全ての方にあてはまるとは言えませんが、もしもこの記事が誰かのお役に立てれば幸いです☆彡

この記事を読んでくれたあなたにほんの少しでも笑顔が増えますように。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

三色ねこ@上級心理カウンセラーでした=^_^=

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