5Sカイゼン活動のメリット・デメリットとは

記事
ビジネス・マーケティング
数あるブログの中からご覧いただきありがとうございます。

プロフィールにも記載してますが、私は名の知れた大手企業で5Sカイゼン活動を率先垂で活動しており、社内で功績が認められて表彰を受ける程です。

その活動を実践しているからこそできるアドバイスをしております。



今回は、「5Sのメリット・デメリット」について、あなたに分かりやすく解説していきます。

最後までお読み頂ければ幸いです。

【参考ブログ集】
《1.5Sとは!?》

 《2.5S活動は仕事そのもの》

《3.効果的な5Sカイゼン活動の進め方!取り組む5Sのステップ》




1.5S導入のメリットとは


(メリット1)無駄の削減と効率化による生産性の向上が期待できる

5Sカイゼン活動の最初に取り組む「整理(Seiri)・整頓(Seiton)」を徹底することで、あらゆる場面でムダがなくなります。

このムダがなくなることで、ひとつひとつの行動にかかる時間が短縮されていきます。

その結果、全体の効率化や生産性の向上に期待できるでしょう。

前述したように、必要なものを探している時間は1日にたった5分探すだけでも年間で21時間(約3日)にものぼります。

けっして、探し物する時間は5分で終わる訳がないので、その数倍の時間をムダにしていることになります。

ひとつのものを探している時間は、非常にわずかな時間です。

しかし、ひとつひとつの時間はわずかでも、積もり積もると膨大な時間になってしまいます。

そのため、これらを削減していくことで、少しづつですが、アナタの職場の生産性が高まり、中・長期的な企業の収益に貢献することにもつながっていきます。

また、生産性が向上することで、作業時間の短縮が見込まれるため、本来やるべき作業だけして帰宅するようになるため、残業時間削減ができ、ワークライフバランスを整えられます。

いまの「働き方改革」と言われる昨今にも有益な活動になります。

そのため、5Sカイゼン活動は、企業だけではなく、働くあなたにとっても大きなメリットがあるといえます。

(メリット2)社員の意識カイゼンにつながる

環境犯罪学の理論として「割れ窓理論」というものがあります。

この割れ窓理論は、「破れ窓理論」や「壊れ窓理論」、「ブロークン・ウィンドウ理論」とも呼ばれています。

この理論では、建物の窓が壊れていることを放置すると、誰も注意を払っていないという象徴になっていまい、やがてほかの建物の窓もすべて壊されてしまうとされています。

つまり、「窓が割れている」という小さなことを放置すると、犯罪が起こりやすい環境をつくり、最終的には、凶悪犯罪が多発するようになってしまうということを示唆しています。

したがって、小さな破損でも修繕・メンテナンスすることで、犯罪が起きにくい環境をつくり、治安を保っていくということが、「割れ窓理論」の概要です。

あなたの職場環境でもこれと同じで、例えばゴミが落ちていることを放置してしまうと、誰も関心を払わなくなり、ゴミが落ちているのが当たり前になり、職場が荒れて、いずれ大きな事故・災害につながってしまいます。

また、そこで働く社員のモチベーションが下がることで、生産性も低下し、企業の業績へも悪影響を及ぼします。

そのため5Sを徹底して行い、職場や身の回りをキレイな状態を維持することで、社員の仕事に対する意識が改善されていきます。

また、5S活動によってさまざまな改善を行うことで、働いている人自身も何かできることはないかといった問題意識を持つようになるため、社員の主体性の向上にも期待できます。

小さなことからでいいので、小さな積み重ねを意識して率先垂範で始めていきましょう。

あなたの小さな行動が気付と大きな会社の利益を出す活動になり、会社からすると無くてはならないそんざいにまで言われます。

2.5S導入のデメリット


(デメリット1)コストがかかる

5Sを導入し継続していくためには、さまざまなコストがかかります。

例えば、職場を整理・整頓するための道具やロッカーなどの収納場所を用意するためのコストや、社員へ教育を行うためのコストが挙げられます。

また、5Sを導入したばかりのタイミングでは、社員への習慣づけができていないことから、戸惑いもあり、生産性の低下が起こってしまう恐れもあります。

したがって、これらのコストが発生する可能性があることが、5Sのデメリットのひとつです。

(デメリット2)すぐに効果が表れにくい

5Sはすぐに利益に貢献するような取り組みではありません。

5Sを継続して行い習慣づけることで、徐々に作業効率などが改善されて生産性の向上といった効果が表れてきます。

すぐに目に見える効果が表れにくいため、途中で5Sをやめてしまう企業も少なくありません。

しかし、トヨタ自動車のように、5Sをはじめとした取り組みを何十年と続けてきている企業は成果をあげ、大きな成功を収めています。

したがって、5Sカイゼン活動で成果を出すためには、継続して続けていくことが非常に重要なポイントです。


3.まとめ

「継続はちからな」ということわざが有る通り、至近の未来ではなく、中長期的な目線に立ち、活動を進めていくことが重要です。


あなアナタの職場でもあなたがリーダーとなって誰もしなくても小さな積み重ねを意識して自分の職場を変えていきましょう。

一人孤独に活動している時は、寂しく、道のりが長いと感じると思いますが、中長期的未来のありたい姿を考え、『率先垂範』で活動を進めていきましょう。

あんたの職場で職場風土を変えられるのではあなたしかいませんから。

4.最後に


5Sカイゼン活動に関する質問や悩み相談等私の活動実績から数々のアドバイスをあなたの目線に立って一緒に考えていきますので、下記を参照ください。


サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す