クラウン フルモデルチェンジ

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ビジネス・マーケティング
遂に15代目クラウン(テンガクラウン)の
生産完了アナウンスが出始めています。
すでに2.0ターボモデルは受注完了となり
事実上新車の入手が出来なくなりました。

今後ハイブリッドモデルも順次
生産完了が続き
2022年4月29日までに15代目すべてのグレードが生産完了になり
次期モデルは現行のFRからFFに変わります。

ここからは私個人のボヤキです。
「トヨタよ、何故クラウンをFFにする?」
一番はこれですよ。
今、確かにセダンが低迷していて
SUVがブームなのは分かりますし
FRは製造コストがかかるのも分かります
(自分は車両開発に居たこともあるので)。

その中でもクラウンは比較的安定的に
売れているほうだと思います。
マークXが数年前に絶版となり
レクサスGSも生産中止、
今現在トヨタ(レクサス)のミドルクラスFRの選択肢
クラウンかレクサスISしか無くなってしまいました。

これでクラウンが選択出来なくなると
残りはレクサスISのみとなります。

元を正せば15代目は値段が高すぎたり
(ベースグレードでも乗り出し600万円位)
デザインがアウディA5のパクリでカッコ悪かったり
必要以上に車重が重かったり
リアシートが狭かったり
(アウディに似せたためリアシートの天井が低く、圧迫感がある)
トランクも狭かったり
(トランクの容量がNプラットフォーム時より少なく、
パトカーの基準を満たせなかったのでパトカー採用が遅れた)
ぶっちゃけ売れる要素がない車でしたが
FF化したら更に売れないでしょう。
構造がシンプルで耐久性があり
乗り心地がいい車を好む
クラウンの最大のお得意様である
個人タクシーのドライバーさんは間違いなく
FF化されたクラウンになんてもう2度と見向きもしないでしょうね。

一番耐久性が無かったゼロクラウンですら
個人タクシーのドライバーさんは60万キロ位は平気で乗ります。
もうちょっと今のトヨタはユーザーの声に耳を傾けたほうが
いいと思いますよ。
カーボンニュートラルにシフトしなければならないのもわかりますし
EV化も進めなければならないのもわかりますが
クラウンは他の車種と違って
駐車場の問題だったり、ブランドイメージだったり、
拘りだったり、歴史だったり
「FRの白いクラウンじゃクラウンじゃないとダメ」
って方々がいっぱいいるんです。

せっかく日本独自の高級車路線を貫き続けて
何でもデカいボディにするところを
日本の道路事情に合わせて幅を極端に拡大せず
15代目に至ってはクラウン専用プラットフォームまで作ったのに
それを捨てるんですか?(現行ISも同じプラットフォームがベースですが)

もう少し自分が作ってる商品に誇りを持ってほしいです。
この辺は日産のスカイラインのほうが
ブランドイメージを物凄く理解して
商品づくりをしてると思います。
次期クラウンがFRで出てくることを願っております。
長文失礼いたしました。
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