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新年あけましておめでとうございます。

 正月恒例の箱根駅伝をテレビで観ました。沿道にたくさんの人が集まって応援していました。一年前は新型コロナのために応援の自粛が要請され、沿道で応援する人はまばらでした。各地の初詣や新春イベントをみても、一年前とは大きく様変わりしたことを実感しました。

 政府もようやく重い腰を上げ、まもなく新型コロナを季節性インフルと同等の5類に引き下げます。中国もゼロコロナ政策を転換し、感染が爆発的に増えているようですが、そのぶん集団免疫の獲得が進み、春には収束に向かうのではないでしょうか。約3年続いたコロナ禍から、ようやく脱することができるのは間違いなさそうです。

 では、私たちはコロナ前の場所に戻るのかというと、そうではないと思います。元に戻るのではなく、新しい場所に移り変わるのだと思います。

 例えば、弊社がそうであるように、企業と社員がテレワークという働き方を経験し、一定数はそのままテレワークを継続しています。対面での会議や研修もZOOMに置き換わり、出張は大きく減少しました。この流れは数年後にはメタバースで更に加速するかもしれません。コロナ禍で最も打撃を受けた飲食、宿泊業界において、多くの人材が流出しました。これを完全に取り戻すことは不可能でしょう。そのために、サービスの再定義や外部リソースへの代替、ITツールの導入も進むと思います。さらには、ウクライナ戦争を発端にしたエネルギー価格の高騰や円安などで物価高騰は長期化しそうです。

 このように我々を取り巻く環境に起きた変化は、その対応への圧力となり、今後様々なイノベーションがいたるところで起きると考えます。
 環境変化の巨大さは、プライムネットが創業した2010年以降で、最も大きなものです。だから私たちも変わらなくてはいけません。それも「変化」ではなく、「変革」のレベルで。

 人間は元来、変化を好まない生き物です。それは、人間の脳が旧石器時代の頃からアップデートされておらず、当時は下手にルーティンを崩すと、危険に出会うリスクになったからです。しかし、現代は逆です。変化しないことがリスクになります。
 だからこそ、目的を明確にして、意識して自らに変革を起こすことが必要なのです。

 私の今年のテーマは「自己変革」です。1年前の自分、3年前の自分と、いまの自分がどれくらい変わったか、自己分析をしてみます。固定観念を取り払い、小さくてもいいから、ひとつでも多くのイノベーションを自身に起こしていこうと思います。

皆さまにとって、本年が良い年でありますように。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
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