皆様
お疲れ様です。
北家です :)
大分暖かくなって来ましたね!
毎年、ゴールデンウィーク明けから梅雨に向かうこの時期はストレスが溜まりがちです。気分転換を欠かさずに、そしてちょこちょこ勉強も欠かさずに!、楽しい夏に向けて張り切って参りましょう。私は19日日曜日に学習者や先生達と鎌倉散策を企画しております。もしお時間があれば是非遊びにいらして下さい :)
と、ポジティヴな事を言うのは簡単なんですが、そう言う私はちびっ子モンスターのエネルギー量に圧倒される毎日です笑
子育てって本当に大変ですね、、、。He is always on the go. を地で行くわけです。元気な姿は頼もしい限りですし、安心をもたらせてくれますが、我々が持っていかれるエネルギーも莫大です。体が強い私でも頭がボーッとして仕事の効率が下がってしまう事があります。二人掛かりでこの状況ですから、ましてやワンオペなら尚更です。
日本の人口が減少傾向で国内需要が縮小するから、子育て世代に経済的サポートの拡充を!とメディアは謳います。それはもちろんありがたい事ですが、それ以前に、小さな子供も連れている親を見て、Come on..Let's cut them some slack! と思って下さる方が多い社会であって欲しいと願います。たったそれだけで、明日もまた幸せな一日になります :)
それでは、本日も基本英文法の解説を行います。日本語話者の視点から英語を分析、解説致します。
現在完了形 - Present Perfect - (今までの人生で)あったかなかったか
我々にとって、現在完了形がしっくり来辛いのは、日本語に存在しない時間軸の捉え方だからです。よって、数回に掛けて説明して参ります。
現在完了形で文を構成した際に出るニュアンスは、
生まれてからこの発言をする瞬間までの間に、その行動を取ったか取らなかったか、その事象が起きたか起きなかったか、
一本です :)
それ以上でもそれ以下でもありません。
(学校で現在完了形を学ぶと、経験、完了、継続と言われますが、それは、動詞の選択に左右されます。現在完了形で構成された文がそれら全ての意味を持つわけではありません。)
結果として、英語話者が過去の出来事を描写する際、例えば、私は馬に乗った。という事実を伝えたい時に用いる文法は2択です。
I have ridden a horse (in my life.)
現在完了形です。生まれてからこの発言の瞬間までの間に一度でも馬に乗った事があったという意味です。
聞き手・読み手にすれば、話し手・書き手は生まれた直後に馬に乗ったのかもしれませんし、0.1秒前に馬に乗ったのかもしれません。
具体的にいつだったのかは明確ではありません。
兎にも角にも、そういった事がこれまでに一回でもあったという意味でしかないからです。
現在完了形では、過去の特定の時間に行われた行動や起きた事象を描写する事は出来ません。何故なら、それは過去形(または過去進行形)の仕事だからです。
I rode a horse 2 years ago.
過去形です。過去の特定の時間に行われた行動や起きた事象を具体的に描写する為の文法であり、必然的に時間の指定が必要です。(もしくは、過去の特定の時間の話をしていると聞き手・読み手に思われてしまいます。)
という事は、過去の出来事を具体的に描写するには、過去形(または過去進行形)に頼らなければなりません。
では、何故、現在完了形が存在するのか?という議論になります。(実際に私達日本語話者は現在完了形を使わずに意思の疎通を行っています。)
それは、何故なら、「便利」だからです :)
特に別にいつの話かはポイントではない。または思い出せない。兎にも角にも、そういった事がこれまでに一回でもあったという事だけを伝えたい。そんな時に用いられるのが、現在完了形です。
過去形や過去進行形の様に、時間を指定して個別具体的な出来事として説明せずに済みます。
例えば、Aが私として、
A: Have you ridden a horse?
(先ずは、Bに乗馬をしたという事実がこれまでにあったかなかったかを確認します。)
B: Yea, I have. Why???
A: Cool. When was that?
(確認が取れたので、この時点で過去形に切り替えて、話を掘り下げます。先ずは、Bに時間を指定させます。)
B: Like...2 years ago...I think.
A: Alright. Where did you do that? How did that happen?
(既に2年前という過去の特定の時間の話になっていますので、過去形または過去進行形でしか続けれられません。)
B: I had this friend who was running a farm in my neighbourhood and he invited me.
先ずは、この様に会話の導入部分で現在完了形を活用し、感覚を掴んで下さい :)
次回に続きます!
北家