お勧めの辞書と使い方

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皆さん

お疲れ様です。
Masaです :)

本日は日々の英語学習に必須の「辞書」についてお話しさせて頂きます。

辞書は新出単語の、意味•定義、品詞•語形変化、発音•発音記号、綴り、同義語•対義語、レジスター、例文•コロケーション、を効率的且つ正確に理解するために必要なツールです。

私が語彙を辞書で引く際に注目する点は以下です。

1. 意味•定義
兎に角日本語の直訳には気を付けましょう。大まかな意味を日本語でイメージすることは問題ありません。しかし、英語と日本語はほぼ100%と言って良いほど合致しません。ビギナーレベルの方や受験勉強をされている方は、取り敢えず直訳を暗記してその場を凌げば良いのかもしれませんが、既に中級以上の方は、必ずその単語の定義を読み深め、正確に理解しましょう。その時間は無駄ではありません。何故なら、直訳で記憶しても実際に使用する際にご自身の頭の中で意味の再調整が必要になり二度手間だからです。量より質です :)

2. 品詞•語形変化
主な品詞は、動詞、名詞、形容詞、副詞です。品詞を理解していなければ、その単語を用いて文を構成出来ません。また、英語は日本語と異なり、一つの単語が複数の異なる品詞として使える場合(語の形が変化しない場合)が多く、見た目だけでは品詞を判断出来ません。
特に、動詞の場合は、自動詞VS他動詞、状態動詞VS動作動詞、Be動詞VS一般動詞、そして3段活用、名詞の場合は、可算名詞VS不可算名詞に着目する必要があります。

3. 発音•発音記号
言わずもがな、英単語のスペリングと発音は、十中八九異なります。ローマ字読みで記憶しても、実際には言っても通じませんし、ご自身も聞き取れないはずです。言い換えれば、正しく発音出来れば、聞き取れます。
印刷版をご利用の方は、発音記号を学ぶチャンスですが、時間が掛かるのでインターネットか英語話者とその都度確認しましょう。デジタル版を利用されている方は、マイクボタンで数回再生しましょう。
そして必ず声に出して正しい音を辿って下さい。
英語は日本語と異なり、全ての単語にストレスする部分が存在し、また子音のみの音節が常に存在します。よって、私でも一回で正確な発音を再現する自信がありません。また、日本語を話す時と同じ口の構えでは、英単語を連続して発音することは困難です。よって、必ず声に出して正しい音を辿って練習する必要があります。スピードよりも正確性を意識しましょう。

4. 綴り
自動修正と予測が確立された今、優先事項としては低いので受験生でなければ躍起になる必要はありません。また、英語が母国語の方も綴りをよく間違えます。
しかし、間違えて綴っていても偶然品詞が一致してしまうと、自動修正は機能しないので注意して下さい。

5. 同義語•対義語
折角この語彙に出会い、時間を掛けているのですから、同義語•対義語にも目を向けましょう。私の場合、定義で意味を理解しきれない時、同義語•対義語を確認する事で腑に落ちることが殆どです。

6. レジスター (言語使用域)
語彙の選択は、状況(主題、人間関係、媒体)により異なります。
例えば、分かり易いのがカジュアル、ニュートラル、フォーマルという幅です。同義語でも、レジスターの高低が異なります。その単語がどの位に所属しているのかを理解し、カジュアルな文をアウトプットする時はレジスターの低い語彙を、フォーマルな文をアウトプットする時はレジスターの高い語彙を選択する事で、バランスが取れた自然な文を構成出来ます。

7. 例文•コロケーション
私はその語彙を使った例文をいくつか見ることで初めて、自分が1〜6を正確に理解したと確信出来ます。
また、言語には、この形容詞はこの名詞と、この形容詞はこの後置詞と、この副詞はこの形容詞と、この前置詞はこの名詞と、この動詞はこの名詞と、この動詞はこの副詞と、この動詞はこの後置詞とといった通称コロケーション(自然なコンビネーション)が存在します。これは文法的に正確か否かではなく、英語話者が自然と感じるか否かを左右するフィーチャーです。また、名詞の場合、定冠詞が必要か否か、有無で意味が変わるか変わらないかも含めて、例文を見て判断する必要があります。

ということで、お待たせ致しました笑

私がビギナーの方にお勧めする辞書は、印刷版の三省堂出版の「ポケットディクショナリー•デイリーコンサイス英和•和英」です。イギリス時代、私はこれを愛読していました笑 (引き過ぎてボロボロになり、2回買い直しました。)

しかし、今はスマホやタブレットがあります。私が中級以上の方にお勧めする辞書は、デジタル版のCambridge Dictionary (ブラウザー版を使って下さい。アプリ版は使い辛くお勧め出来ません。)です。こちらは無料で利用出来ます。(ライバルはLongmanとOxford Dictionaryです。)

個人的には印刷版の良さに惹かれます。時間が掛かってしまう分、より記憶に印象付けされます。引いている過程で過去にハイライトした語彙も目に入ってしまい、それがリマインダーにもなり、一石二鳥です。しかし、3と7が欠けています。

対して、デジタル版は一連の作業を素早く処理出来、上記の1〜7を全て網羅しています。完璧です。しかし、各回その過程があまりにも簡潔なため、記憶に残り辛い印象です。

悩みどころですね :) 是非一度試して頂いて、ご自身のスタイルに合ったツールを選んで下さい。

参考になれば幸いです :)

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