実際にある公務員面接試験での失敗-面接官はこう見る

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筆記試験は問題なくクリアできたのに、最後の面接試験で失敗して不合格になる…… そんな受験生は大勢います。人物重視の公務員試験では、筆記試験が良くでも、面接試験ができなければ、合格は困難です。

面接が重視される理由は、下記ブログを参照してください。

では、実際の面接で、受験生はどのような失敗をしてしまうのでしょうか。また、それに対して面接官はどのように考えるのか。これらについて、説明していきたいと思います。

<ケース1>質問に対して、的確に答えられない
面接官の質問に対して、的確に答えられない受験生は多いです。具体的には、話しが長くなってしまって要領を得ない、質問に関連することは述べるが結論がはっきりしない、考え込んで黙ってしまうなどです。

こうした場合、面接官は「この人は、住民に対して説明できないのでは?」と考えてしまいます。そのような態度では、「早く答えを言ってよ」、「結局、結論は何なの?」と、住民は怒り出してしまうかもしれないからです。

<ケース2>入退室の所作や言葉遣いがおかしい
面接室に入室する時に、「失礼します」の一言がなく、無言で入ってくる受験生がいます。また、敬語が上手く使えず、面接官にタメ口になったり、自分に尊敬語を使ったりする人もいます。これもNGです。

面接官としては、「そんなことは、面接に来る前に確認しておいてよ」という気持ちになります。これでは、公務員になったとしても、基本的な社会人マナーから教えなくてはならず、入庁後に余計な時間がかかってしまいます。

<ケース3>人間関係を構築できない
学生時代のアルバイト、サークル活動、ゼミ活動などの状況を聞く中で、自分の成果を強く主張したがる受験生がいます。こうしたタイプの中には、「私がやりました!」と自己主張が強い人がいます。

一方で、他人に関わる話がなく、対人関係がよくわからないタイプもいます。何を聞いても、自分1人だけで活動しており、集団で活動したという経験が見当たらないのです。

これらは、いずれも「この人は、組織人としてやっていけるだろうか」と、面接官は不安を覚えてしまいます。

公務員も、やはり組織人の一人として働くわけです。チームで働くことができない人では、やはり採用を躊躇してしまうのです。

以上の他にも、面接官が「この人は、採用してはダメだな」と考えるケースがいくつもあります。面接の内容の9割が良くでも、レッドカードの行動・言動が1つでもあれば、それだけで一発アウトになってしまうのです。


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