辞書のお話①――辞書の選び方③

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あけましておめでとうございます!

さて、今日のトピックは……


●アナログ辞書を選び方は?
●初学者や受験用は1冊で足りる?

辞書選びは、端的に言うと、「長く出されていて、売れているもの」が基本です。
(専門の研究者になるとこのあたりはもっと複雑化していくので、あくまでも学習者が選ぶ際の基準です。)


ワタシがアナログ辞書を選ぶときに気をつけていることとは。

・中辞典
・二色刷
・コーパス

この3点です。
以下、詳しく説明します。

・中辞典
これ、とても地味なんですが実際に使うことを考えると、とても重要な点です。
アナログの大辞典を学習者の段階で選んでしまうのは、NG。
初学者の辞書であまりに大きいものは、手に取りづらいんです。
こんなことでせっかくの気合いが薄れてしまうのはもったいない!
辞書は「超物知りの仲間」。手に取って、何度もひいて、ずっと仲良くしてくれる存在です。

本屋さんで手にするときには、座っている姿勢でも片手で持ち上げられるか確かめて。座っていると使う筋肉が違うので、ご自分がよくやる姿勢で検証してみてから購入を決めてくださいね。

ちなみにワタシが今使っているジーニアスは数代目で、今回は字の大きいものを選びました。
ところが、重すぎるのと背が反りやすい感じがするのとで、ちょっと遠のいてしまっています。
ワタシの使い方だとカバーも外れやすいし……。
ちなみに、今日取り出してみたらカバーがすべって小指の爪が折れてしまいました。
「こういうとこやぞ!」と買ったときの自分に言いたい気分です。しょんぼり。


・二色刷
ジーニアス、ウィズダムともに二色刷が出ています。
ポイントとなる箇所に色がついているので、使っているときにはとても便利。
色つきの部分は、「ここ、大事やで、覚えときー」という辞書からのサインです!


・コーパス
コーパスとは、実生活や発話でよく使われている用例のこと。
ウィズダムはこの点に注力して作られている辞書です。
実はジーニアスも最近の版はコーパスを意識しています。
用例があると、実際にどう使われているかわかるので、アウトプットしやすいです。
アウトプットは学習する上でとても大事で、「続けられる学習」を下支えするものといっても過言ではありません。
アウトプット学習については、いつかまた詳しくお話しますね。



●初学者や受験用は1冊で足りる?

中学、高校生くらいでは1冊で十分です。
アナログ辞書を複数冊使うより、一冊を使い込む方がずっといいです。

今の学生は(社会人も、ですが)とにかくやることが多いため、学習の辞典で何冊も辞書を引くのは時間の無駄になることが多いんです。
そしてジーニアスやウィズダムのように、評価の定まった辞書(含出版物全般)は、改訂を重ねてより使いやすくなる傾向にあります。

※編集者が変わったら改悪されることもありますが、今のところいずれの辞書も改善されています。この点についても、またいつか別の記事にします。

だったら、デジタル辞書を使いこなす方が効率的じゃない?

これ、よく訊かれます。

答えは、「初学者や高校生くらいまではアナログ辞書とデジタルをミックスで!」です。

その理由は……?

また次回にお届けします!

★おわりに★
一昨年から、粘土(クレイ)を使ったアクセサリーを始めました。
インストラクターコースをやっていて、なかなか上手くならず、ちょっと苦戦していたんです。
コースのレッスンは昨年秋までにひととおり終わって、年末に最終作品を提出後、自分の指輪を試作してみたところ、これまでできなかった技術を身につけていることに気づきました。
レッスンがないときでも、毎日クレイに触れていたのがよかったのかは分からないんですが……。でもまだまだ粗いし、おまけに最後の調整で割ってしまったので、これからも精進します!

次回以降のブログアップは、スケジュールを組んで定期的にお届けします。

また、ご相談はいつでもお受けしています。
今年はオンライン待機の時間を設ける予定ですので、準備が整いましたらまたお知らせしますね。

ワタシもずーっと勉強中ですので、皆さんといっしょにすこしずつ前に進んで行けたらと思います。
一緒にがんばりましょう!

ほしたらねー!

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