【文献紹介#6】 高齢者における肺炎球菌予防接種効果

記事
IT・テクノロジー
こんにちはJunonです。
本日公開された研究論文(英語)の中から興味のあったものを一つ紹介します。

出典
タイトル:The impact of the changing pneumococcal national immunisation
program among older Australians
著者: R. Menzies, AN. Stein, R. Booy, PG. Van Buynder, J. Litt, AW. Cripp
雑誌:vaccine
論文公開日:2021年1月22日

どんな内容の論文か?

「肺炎球菌ワクチンはPPSV23とPCV13の2種類があり、その使用方法は国により異なる。オーストラリアではPPSV23のみの使用を推奨している。2002年から15年間の追跡調査によりPPSV23の接種が侵襲性肺炎球菌疾患(IPD)のリスクを低減出来ていることが分かった。」

各種スライド (日本の状況も加えてみました)

スライド1.JPG
スライド2.JPG
スライド3.JPG
スライド4.JPG

最後に

インフルエンザやCOVID-19のような呼吸器感染症のリスクの観点からも65歳以上の方は肺炎球菌に対する予防が求められます。そのため、高齢者の肺炎予防として肺炎球菌ワクチン接種を推奨すべきであります。十分なエビデンスは無いが、2種類のワクチンのうち、PPSV23は1~3回接種、PCV13は1回の接種が望まれます。 

おしまいです。
次の記事までお待ちください。

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す