[重賞展望]東京優駿の傾向と平日推奨馬

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近5年傾向Pickup

・基本的には前走皐月賞組で断然、中でも皐月賞で5着以内or単勝5番人気以内(過去5年で前走皐月賞から複勝圏内に好走した12頭全馬が該当、過去5年で該当馬は3勝)

・別路線組は、京都新聞杯含む前走トライアルレース組or毎日杯で連対馬、特に前走の上がり順位が5位以内馬(過去5年で別路線組から馬券に絡んだ3頭全馬が該当)

・人気の有無に関わらず、日本の王道血統、クラシック血統馬が軒並み走る、中でも父か母父ディープインパクト、キングカメハメハ、父ステイゴールド系、ハーツクライ系の何れか(過去5年で複勝圏内に好走した15頭中14頭が該当、うち9人気以下の大穴も4頭)

・父か母父ディープインパクトは特注(過去5年でディープインパクト産駒は4勝、合計7頭が馬券に、一昨年は母父ディープのステラヴェローチェが9人気3着、昨年もディープ産駒のアスクビクターモアが7人気3着と馬券のポイントに)

・主要血統馬の中でも、父か母父が米国型、ダンチヒ系、ナスルーラ系など、スピード強化型タイプが走る(過去5年の勝ち馬5頭中4頭が該当、当日単勝4人気以下で馬券に絡んだ7頭中4頭も該当)

・近年は、ロジャーバローズ、ヴェルトライゼンデ、シャフリヤール、ステラヴェローチェ、ドウデュースなど、自身が芝1600m重賞実績馬か、近親に1600m重賞実績馬がいる等々、スピードの裏付けのある馬が激走する傾向も

総括

過去5年の日本ダービーで複勝圏内に好走した15頭中12頭は、前走皐月賞で5着以内or当日単勝5番人気以内の該当馬。

また、過去5年の当レースは、ディープインパクト産駒が4勝。

2016年は当種牡馬の産駒が3着以内を独占。2019年はディープ産駒のワンツー決着。一昨年も父か母父ディープインパクトの該当馬が1着3着。

言わずと知れた日本競馬の祭典、3歳馬の頂点を決める一戦だけに、ローテーション的にも、血統的にも、極めて王道の傾向が垣間見えるレース。

また近年は、ロジャーバローズ、ヴェルトライゼンデ、シャフリヤール、ステラヴェローチェ、ドウデュース等々、自身が芝1600m重賞実績馬か、近親に1600m重賞実績馬がいるような、スピードの裏付けのある馬が激走する傾向も顕著。

主流血統馬の中でも、特にスピード指向に秀でたタイプが走りやすいG1競走。

以上を踏まえて推奨馬は下記の通り。

推奨馬

ベラジオオペラ…前走の皐月賞(中山芝2000m・G1)が3人気10着。前日の通り基本的には前走皐月賞で5着以内or単勝5番人気以内の期待値が高いレース。血統構成はロードカナロア×ハービンジャー。父は言わずと知れた世界のスプリント王者。母父は欧州指向のスタミナに特化した現日本競馬界のトップサイアー。近年のダービーは父が日本のトップサイアーで、母父がスピード強化型の米国系orダンチヒ系の血統馬が4連勝中。要するに本馬は、例年の好走馬の父と母父を入れ替えたような構成馬で当レース向きのキャラクター。母方はエアデジャヴー、エアシェイディ、エアメサイア等々、マイル重賞実績馬が多数いるアイドリームドアドリームの一族。ピックアップの詳細通り、近親に1600m重賞実績馬がいる等々、スピードの裏付けのある馬が激走する傾向も顕著のレース。また、前走の皐月賞はタフな重馬場コンディションで本来のスピードが全くもって活かせなかった参考外レース。持ち味が最大限に活きるであろう従来のダービー相応の馬場コンディションであれば突き抜ける可能性も。

ホウオウビスケッツ…前走皐月賞(17着)からの臨戦過程で芝1600mに勝利実績を持つ馬。近年の当レースは、エポカドーロ、ダノンキングリー、サリオス、ステラヴェローチェ、ドウデュースと、芝1600mで勝利実績を持っていた馬が5年連続で馬券圏内に好走中。過去の結果が示すように、スピードの絶対値がポイントになる当レースではマイル好走実績も大きな強調材料。血統構成はマインドユアビスケッツ(米国型ヴァイスリージェント系)×ルーラーシップ(キングカメハメハ系)。前述の通り、父と母父が日本のトップサイアーと米国型で構成される馬は近年のダービーの特注系。3代母にはキングカメハメハの母にあたるマンファスがいる超のつくG1スケールを兼ね備えたキャラクターでもあり、そのキングカメハメハは当時のダービーレコードを2秒短縮して圧勝した東京芝2400mのマイスター。持ち味のスピードが活きる馬場コンディションであれば大駆けに期待できる1頭。

ショウナンバシット…前走の皐月賞が12人気5着と買いパターンに合致。2代母オーサムフェザーは米国競馬の最速2歳女王決定戦BCジュヴェナイルフィリーズ(G1)の勝ち馬。父がディープインパクト系種牡馬で、母方が米国の快速系という意味では、一昨年の勝ち馬シャフリヤール、2020年の勝ち馬コントレイルなどとも類似性の高い血統馬。尚、本馬はこれまで6戦中4戦が道悪馬場での競馬。残りの2戦中1戦もスタミナ指向や非根幹適性が問われる2200mと、本来得意である可能性の高い根幹距離の良馬場といった競馬の経験値も乏しく、米国指向の母方の長所が出ているスピードタイプと過程すれば、今回は大幅なパフォーマンスの上昇度さえ期待できるシチュエーション。前走の皐月賞に関しても、決して得意ではない道悪状況下でのパフォーマンスと捉えれば、今回は当時後塵を拝した4頭にまとめて先着しても不思議はないといった定義づけも可能。

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