ステイゴールドは、じゃないほう芸人である。

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日本馬の4勝に沸いた先週のサウジカップデー。

先日も我らが誇るクリストフの記事を取り上げましたが、日本馬もルメールさんも、これでもかレベルで世界に名を轟かせました。

先日の記事はコチラです↓

再確認できた根幹と非根幹の重要性

先日のサウジカップデーを拝見して、個人的にはもう1つ強烈に感じたことがあります。

根幹と非根幹の重要性。

はい、これです。

競走馬には、いわゆる短距離、長距離的な距離適性だけではなく、根幹距離の1600m、2000m、2400mなどが得意な馬がいる一方で、非根幹距離の1800m、2200m、2500mなどのほうがパフォーマンスを上げる馬がいる。

競馬予想家さんや、コアな競馬ファンの方々の中でも、信じる信じないで真っ二つに別れるこの理論。

別にどちらの意見でも構わないと思っていますが、血統マニア的には、この思考、100%ある派です。

詳しいことは端折りますが、ディープインパクト産駒はダービーや秋の天皇賞、ジャパンCなど、根幹距離で直線スピードが活きる舞台でガンガン活躍馬を輩出します。

一方で、ステイゴールド産駒は、宝塚記念や有馬記念などの2200、2500mといった400で割れない非根幹距離で複数の好走馬を輩出し、自身も現役時代は日本のG1レースに勝利実績はなく、海外のG1レースは勝ちました。

ひとまず、この根幹と非根幹の論争は置いといて、ディープインパクトと、ステイゴールドの産駒は、明らかに得意条件に相違がある。ここに異論がある方はさすがにいないと思います。

ステイゴールドはじゃないほう芸人みたいなノリ

要するに、根幹という括りは日本の競馬の中でも特に主流の要素が強いレース、んで非根幹っていうのは、日本の競馬界の中では主流ではない距離だったり、コースだったり、さらには日本競馬との比較で言うと主流ではない海外の芝なんかもその括りに入れちゃっていいと思います。

競馬初心者の方にはちょっと難しい表現かも知れませんが、中山のマイル戦なんかは、もはや非根幹レースです。

非根幹距離や主流ではないレースはある種、じゃないほう芸人みたいなノリで考えればいい、そんな持論があったりします。

前置きが長くなりましたが、この理論を前提に、サウジカップデーを見て再確認したんです。

やっぱり、ステイゴールドって、非根幹指向が強いなって。

ステイゴールドって、やっぱりじゃないほう芸人だなって。(※もちろんクリストフの腕込みですが)

ステイゴールドもキズナも非根幹指向が強い種馬

ネオムターフカップを勝ったオーソリティの父はオルフェーヴル。その父はステイゴールド。

レッドシーターフハンデキャップを勝ったステイフーリッシュは、ステイゴールドの産駒。

オーソリティは、日本でも非根幹の2500m重賞を2勝。

ステイフーリッシュも日本での唯一の重賞勝ち鞍が2200mの京都新聞杯。

そういえば、日本馬が勝てていないことで有名な凱旋門賞も、最も近づいた馬が、ステイゴールド産駒のナカヤマフェスタやオルフェーヴルでした。

こんなかんじで、ステイゴールド系の競走馬を見ると、根幹と非根幹適性ってやっぱりあるなと思うんですよね。

日本の芝では勝ちきれない競馬が4年続いていたステイフーリッシュが海外の芝であっさり勝った。

これがもう、その証明とさえ言えますが。

ちなみに、1351ターフスプリントを勝ったソングラインはキズナの産駒。
この種牡馬も他の記事でも取り上げましたが、非根幹適性の強い種牡馬です。

昨年のエリザベス女王杯(2200m)も、キズナ産駒のワンツーで3連単300万円超の大波乱決着。

昨年の有馬記念(2500m)も、キズナ産駒のディープボンドが5人気2着。

日本の非根幹で強いから、海外の芝でもフィットしやすい。そんな理屈が当てはまるキャラクターです。

的な、偉そうなこと言ってますけど、その非根幹適性が強い先週の中山記念でキズナ産駒のマルターズディオサを本命にして撃沈したことも、包み隠さず伝えておきますね。

そういうこともありますよね、競馬って。どんまい。

個人的に思うのは、根幹、非根幹を意識すると、競馬が倍以上面白くなるというか、そんなイメージです。

3月にはドバイミーティングもありますし、非根幹指向の強い父ステイゴールド系、キズナ産駒、母父シンボリクリスエス。この辺りは覚えておいても損はないかもしれません。

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