生活科と社会科・理科の違いは何ですか?

記事
学び
表記のようなことをいうこと自体「古いなあ」と感じます
しかし、生活科の授業研究会に参加するたびに、
この指導計画は、理科でしょ。と感じることが良くあります
指導に来られる偉い人も、ビシッと指導します

生活科が始まって30年近くにもなるのに、この状態だということは、
今、先生になった若い方=ゆとり世代以降でも、
「勘違いした生活科」をさせられてきたからではないでしょうか 

社会科と理科は「社会科学」と「自然科学」です
つまり、学問なんです
しかし、生活科は「感性を培う活動」なのです
今のはやり言葉で言えば(少し古くなったかなあ)「エモい」
つまり、「情動的な活動」です

幼児期の「遊び」の延長に、生活科はあります
まず、「活動に没頭する」時間を保証します
次に、(ここからが遊びだけとは違います)そこで発した感動や心の動き=エモーショナル(情動)を、とらえます
生活科ではそれを「気づき」と、とらえます
ここまでが、大事です
この時間を十分にとります
自然に触れる活動では、できるだけ戸外に出て、たくさん触らせて、自由に言葉を聞いてあげてください

児童「朝顔さんに触ったら、葉っぱがちくちくした」
児童「公園の匂いが好き」でいいんです
教員「葉っぱが何センチになったの」は、少し違います

一方、社会科・理科は、(情動:エモーショナルに対して)
論理的(ロジカル)な活動=学問です
従って、エビデンス=根拠を示していきます
例えば、3年生でヘチマの観察をして、「大きくなった」と気づきます
ここまでは、生活科。
教員「良く気が付いたね。そうだね。確かに大きくなった気がするね。他のみんなはどう?」
児童「私も、同じ。大きくなったと思う。」等々
教員「どうすれば、『大きくなった』ことを、証明できるかしら」
児童「長さを図る」「太さも図れる」「葉っぱの大きさを写す」「八パンp枚数を数える」
教員「いい方法ですね。じゃあ・・・」
こうして、「根拠を基にして、大きくなった証拠を裏付けていく」=論理的根拠といえます
感覚⇒論理に移行します

ですから、3年生の社会科・理科は過渡期
とても大事です
表を貼り付けたほうが、一目瞭然で、皆さんにお伝えできます
しかし、ココナラに貼り付ける技能を会得していなくてごめんなさい
だんだん学びます

さて、明日は、生活科をいかした算数科、国語科、音楽科、体育科等の「教科横断的」活動を紹介していきます



サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す