息子が行方不明?必死になった日。

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みなさん、お疲れ様です。

1年以上ショートカットな私。

少しでも伸びると暑くて
邪魔に感じるように。

なので、耳上まで
バッサリ切ることに。

だんだん仕上がっていく
うちに嫌な予感が。

完成して鏡に写った私は
思いっきり息子のケイトだった。

ケイトは私にそっくり。

小さい頃は女の子に間違え
られた。

たまに利用していた。
放課後のお預かり
そこの先生が2年間ケイトを
ボーイッシュな女の子だと
思っていた。
(本名は男女に使えるので)

下校中、突然
「貴方は坊ちゃん?
 お嬢ちゃん?」と
おばあちゃんに聞かれた
事もあったみたい。

高校生になった今じゃ
どこからどう見ても
男の子だ。

あの頃の可愛いケイトに
会いたくなってしまう。

そんなケイトと同じような
髪型にしてしまった。

後姿なんてどっちがどっちだか
わからず間違えられるように
なったし、ケイトからも
「似せてくるのやめてくれる」って
言われるし。

2度とこんなに短く切るのは
辞めようと心に誓った
美原ほなみです。

今日は、ケイト1歳半
行方不明になったお話。

現場は当時住んでいた
15階建てマンション。

私はずっと生協(食品の宅配)を
利用している。

きっかけは、暑い夏の日。
外国製の13キロもある
2人乗りのベビーカーに
ランとケイトを乗せて買い物へ。

トイレットペーパーを
ベビーカーにぶら下げ
両手にスーパーの袋を
持ちながらすごい形相で
ベビーカーを押していた。

その姿を見た宅配の
ドライバーさんが
わざわざ車を止め走って
追いかけてきた。

ナンパだと身構えたが
内容は週に1回
食品や日用品を
自宅まで届けますと
いうことだった。

営業担当ではないが
あまりにも大変そうで
思わず声を掛けてきたそうだ。
そこまで、言われたら
断りずらい。

試しにお願いすることに。

嫌なら辞めようと思ったが
便利すぎて15年経った
現在も利用している。

留守をしていると
保冷材の入った箱に入れて
玄関前に置いてくれるので
とても助かる。

その日も、子供達を公園に
連れて行ってる間に
商品が玄関前に届いていた。

2時間の公園でかなり疲れた私。

早く商品をしまって
お昼を食べて子供達と
お昼寝をしようと
帰った勢いで
商品を取り出した。

ランとケイトはその間
共用廊下を行ったり来たり
して遊んでいる。

ランに
「ケイトをちゃんと見ててね」
お願いして4箱分の商品を
家の中に入れていく。

しばらくすると、
「ママーケイトが消えた」
ランが言いに来た。

廊下を見るとケイトの姿はない。

ランを留守番させ探しに行く。

きっと、階段にいるはずだ。

1歳半のケイト。

階段を早く降りれるわけないし
螺旋階段だから階段を
転げ落ちる事もないだろうと
気持ちにまだ余裕を持って
階段を降りて行った。

「ケイトー」と呼びながら、
6階から3階まで降りる。
いない。

さすがにこの短時間でこれ以上
降りてるとは考えられない。

まさか、上に登ったか??

急いで階段を駆け上がる
10階まで上がり私の足が限界に。

手を着きながらじゃないと
階段を登れないケイト。

これ以上登っていくとも
考えられない。

もしかして家に戻ってるかも。

期待をこめて自宅に
戻ったが、やはり
ケイトの姿はない。

すると空から
「ママー」という
ケイトの泣き声が。

なぜ空から??

天国から??

カラスに連れてかれた??

意味のわからないことが
頭に浮かぶ。

すると、その声がだんだん
近づいてきて下がっていく。

落ちたんだ。

頭真っ白で
6階から地面を覗く。

ケイトの姿はない。

そこでやっと我に返った。

エレベーターで降りたんだ。

ケイトの身長ではボタンを 
押すことはできない。

女の子に間違えられて
連れ去られた。

いやいや、ケイトは坊主頭。
さすがに間違えないだろう。

急いでエレベーターに行くと
1階で止まっている。

そのまま、ボタンを押せば
よかったのに何故か階段で
下まで降りてしまった。

人間パニックなると
冷静に行動できない。

またまた酷い形相で
1階に着くとそこには
管理人さんに抱っこされ
泣いているケイトが。

安心して膝から
崩れ落ちそうになったが
なんとか踏ん張って
管理人さんいお礼を言った。

我が家は602の部屋だったが
1302の部屋の前でママーと
泣いていたケイト。

たまたま在宅中だった
住人の方が気づいて
管理人室まで送り届けて
くれたそうだ。

まさか13階まで
登っていくとは。

心も体も限界だった
私はその日胃痛に苦しみ
旦那の帰宅と同時に横になった。

もう、ケイトから二度と
目を離さないと誓った。
なのに2か月後またまた
行方不明になるとは。

そのお話はまた次回。

では~

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