息子の行方不明と旦那がまさかの〇〇〇。

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みなさん、お疲れ様です。

今日は、ケイト2度目の
行方不明になったお話です。

前回のマンション事件から
2か月経った。

どんどん、活発になる
1歳8か月のケイト。

ベビーカーを嫌がり
手を繋いでくれず大変だった。

外出の時はなるべく抱っこか
おんぶにしていた。

その日は、車で30分ほどの
ショッピングモールに行った。

休日なのでとても混んでいた。

抱っこをしていたケイトは
フードコートの前を
通り過ぎると何か
食べたいと訴えてきた。

でも、まだお昼には早い。
「お姉ちゃんのお買い物が
 終わったらね」と言って
無理やり雑貨屋さんに向かった。

雑貨屋さんに着くと
旦那と一緒に店内を
楽しそうに周るラン。

抱っこのケイトは
歩きたくて限界。

私の肩も限界。

仕方なくケイトをおろす。

でも手を繋いでくれない。

人が多く迷子になっても
おかしくない状況。

ケイトから目を
離さないように
ずっとそばを離れず
見守っていた。

すると数人の人が
私とケイトの間を通り過ぎた。

すると一瞬でケイトが消えた。

周辺のお店を探しても
どこにもいない。

さすがに焦りランと
旦那に言いに行く。

今まで色々ピンチはあったが
全て仕事で実際体験を
していない旦那。

私の話を聞いて色々アドバイス
してきたくせに1人パニックに
なる旦那。

「どうしよう」

「どうしよう」

「ケイト可愛いから
 女の子と間違えられて
 誘拐されたかも」
落ち着かない旦那。

旦那よケイトは丸坊主頭だ。

とりあえず、手分けをして
探そうと提案した。

旦那は2階以上のフロアを。

私とランは、もう一度周辺の
店内といくつかある
出入り口を探した。

もう、15分経過。

あまりに見つからず焦る。

そんな私を見て
3歳2か月のランが

ラ「ケイト・・・・
  死んじゃったかな?」

私「えっやだ。
  そんな言い方しないで」

ら「あっケイト・・・・
  お亡くなりに
  なったかな?」

今ならクスって笑えちゃうけど
全く笑える状況でもなく
軽く無視をした。

旦那も汗だくで戻ってきたが
見つからなかった。

サービスカウンターに
向かいケイトの特徴を伝え
アナウンスしてもらう。

混みあったモール。

色々な声にアナウンスの
声がかき消されてしまう。

学級委員長ばりに
「みんな静かに
 してください」って
言いたくなった。

じっとしていられず
携帯番号を伝え
また手分けをして探した。

30分経過・・
40分経過・・

もう、ダメだ。

明日ニュースに
出るんだろうな。

親に何て伝えよう。
姑は発狂するだろうな。

ネットで親の責任って
叩かれるんだろうな。

そんな事が頭に
浮かんでくる。

またダメもとで
サービスカウンターに
向かった。

親身になってくれていた
スタッフさんが笑顔で
電話している。

所詮、他人事なんだよな・・
がっかりした。

電話を終えた
スタッフさんが
私のもとにきて
「見つかりましたよ」
 他のスタッフが
 今連れてきます」
言ってきた。

あの笑顔は見つかった事を
喜んでくれた笑顔だった。

なのに私は…申し訳ない。

しばらく待つと
抱っこされた
ケイトがやってきた。

私を見つけると
手を出して抱っこをせがみ
抱っこをした私の首に腕を
回しギューッと力強く
しがみついてきた。

あの感覚を15年経った
今も忘れられない。

ケイトも不安だったよね。

私「どこにいたのですか?」

ス「フードコートで
 食事をしている親子を
 ずっと見ていたようで。
 そこのお父さんが
 僕の所に伝えにきて
 くれたんです」

どんだけお腹すいてたんだよ。

消えた場所からフードコート
までかなりの距離がある。

匂いにつられて
向かったのかな?

感動の対面も終わり
フードコートの親子にも
お礼を言いに行った。

またサービスカウンターに
戻りスタッフさんに
丁寧にお礼を伝えていた。

なんか、忘れてるような・・・

あっ旦那に連絡するのを
忘れてた。

いつも、ピンチは1人で
対応してたからすっかり
存在を忘れてしまった。

携帯に連絡をしようとすると
エスカレーターを必死な顔で
降りてくる旦那。

旦那の中では、まだケイトは
行方不明中。

私と目が合い
抱っこしているケイトを
見つけた旦那。

ドラマのワンシーンくらい
大袈裟に急いで駆け寄り
ケイトを思いっきり
抱きしめる。

そして、まさかの
声を出して大号泣な旦那。

人ごみの中
サービスカウンター前で
大号泣で子供を抱く
治安悪い系の旦那。

笑顔が引きつるスタッフ。

ドン引きの私。

みんなの視線を釘付け。

私には、その光景が
長いお努めを終えて
シャバに出た人の
感動シーンにしか
見えなかった。

その後フードコートで
たくさんケイトには
ご飯を食べてもらった。

旦那はかなりトラウマに
なったらしく
しばらくお出かけの時は
ケイトにべったりで
私は楽チンだった。

高校生になったケイト。

行方不明になった
ショッピングモールに
たまに家族で行く。

私から離れないケイト。
「マザコンみたいだから
 自由に見たいもの
 見てきな」と言うと

「だってお母さん
 目を離すとすぐ
 どっか消えるじゃん。
 携帯も出ないし。
 探すの面倒なんだもん」

まさか私が迷子の心配を
されるようになるとは。

では~
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